gock221B

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『スター・ウォーズ ep6/ジェダイの帰還』(1983)/ルークは本当に凄い奴だと思う🔵🔴

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原題:Star Wars: Episode VI - Return of the Jedi
製作総指揮&脚本:ジョージ・ルーカス 監督:リチャード・マーカンド
製作国:アメリカ 上映時間:133分
シリーズ:「スターウォーズ」オリジナルトリロジー。「スターウォーズ」シリーズ

 

 


4や5と比べると本作だけ少しキッズ向けっぽい感じなので、ルークの場面以外はあまり好きじゃなかったけど今回観返すと普通に楽しめた。


vs.ジャバ
ジャバ軍団との闘いは楽しい要素いっぱいなのだが、前回観た時は特別編からCGで作って足した要らん子供騙し系のクソ寒い楽団エイリアン二体があまりに不快で(唇やノドチンコをアップでぶるぶる震わせれば子供が喜ぶと思ってやってるの感じが本当に気分が悪くなる)
ジョージ・ルーカススピルバーグは、何も考えず普通にやってれば大抵良いのだが「子供にウケよう」とか思って作為的にやると、とんでもなく寒い事になりがち。
それにしてもレイアは、よくあんだけ太いジャバの首を鎖で絞めて殺せたよね。
というかレイアは、三部作通して殺傷能力が地味に高くてカッコいい。本作も敵をめちゃくちゃ殺してて良い。

 

 


皆が捕まってC3PO神のおかげで助かる場面はかなり楽しい。
C3POが神だと思われてるのを知ったソロが安心して「神のフリして縄を解くよう言ってくれよ」と言うがC3POは「神の真似をする事はプログラムから反していて出来ません」と野沢那智の声で言う場面が、ギャグなんだけど何気に怖かった。
普段は、そこそこ感情もあるって感じで振る舞ってるC3だが「あ、そういえばこいつシャレの効かないロボットだった‥」という事を思いしらされる。
このままだと皆殺しなのに「すみませ~ん‥規則なんでダメですw」という態度を取られたハン・ソロとかめっちゃ汗かいただろうな。

だがルークのフォースで浮かせられて「タスケテ!おろしてください!誰か~」からの「私にこんな力があったとは‥」と言うところは単純に楽しい

 


本作と言えば、イウォークが嫌われがち。
イウォーク達と一緒に帝国軍を倒すシーンは、よく見たら帝国軍はそんなに数多く来てないっぽいし、イウォークのホームであるジャングルだからありかな?という気がしなくもない。
しかしやっぱり弓矢、投石、丸太、格闘などの原始的な攻撃で、巨大なウォーカーマシンや最新兵器で攻めてくる帝国軍を圧倒するのは説得力が全然ない。
イウォークも全身筋肉の塊なんだろうけど体躯が小さすぎる。ウーキー族くらいデカかったらまだわかるけど。
「原住民がゲリラ戦法で帝国を倒す」というのは爽快なので、この展開自体には文句ないが、倒すならその過程を納得いくように見せてほしかった。
そういう特別な工夫もなしに、単純にイウォークが帝国軍を「やっつけ終わった結果の場面」ばかり何度も見せられても説得力がなく、あげくの果てはAT-STが丸太で全壊。こけただけで大爆発する場面ばかり観てるとだんだん本格的にバカらしくなってくる。
イウォークを強く見せる事ができないから、ただでさえ強いイメージのないストームトルーパーを更に数倍めっちゃ弱くしてイウォークを保護しているように見える。
この事についてイウォーク擁護派は「どうにかしてイウォークが帝国軍を倒した」という結果をもって「つまり、イウォークはとんでもなく強い!」と、面白い感じで言って押し切るのが定番の流れになっている。
別にイウォークの事は嫌いじゃないし、イウォークが帝国軍より強くても文句はないのだが「一体どう強いのか」という過程を具体的に観せてくれないと納得できない。
だが爆破で死んでしまったイウォークを、仲間が悲しんでるシーンがあったのは誠実さを感じた。
納得いかないが、EP6そのものやイウォーク自体を嫌いなわけでもない。

 

 


やって来たルークに対しての皇帝の煽りはさすがだと思った。
ルークは皇帝とベイダーの煽りに乗って、怒りでもってベイダーを倒す。
だが怒りはダークサイドに通じる。
皇帝は、ベイダーを怒りで倒させることによってルークをダークサイドに引き込もうとしている。
ルークは前作「帝国の逆襲」の修行中に観た幻視によって既に悟っていたのか、皇帝の思惑通りにはならない。
ルークはダークサイドに飲まれないよう、かつベイダーをライトサイドに戻すため、セーバーをポイッと捨てる。
普通こんな事絶対できないだろう、といつも感心する。
そのまま戦闘続行すれば皇帝も倒せるかもしれないのに、改心するかどうかもわからない父親に賭けたルーク。そしてその賭けに勝ってベイダーをジェダイに帰還させるんだからルークって本当に凄いと思うわ。
前作でヨーダに「仲間を見捨てて修行せい」と言われて無視したが、もしレイア達を見捨てて修行するような者だったら、おそらくベイダーを改心させる事はできず仮に皇帝&ベイダーを殺せたとしても、フォースのバランスを取る事にはならなかったんだろう。
そもそもジェダイの教えもシスの教えも一長一短で、ジェダイだけが完全に正しいというわけでもない。
ルークはジェダイっぽくない感情(友情や愛情への執着)も持っていたからこそフォースに安定をもたらす結果を呼び込めたんだろう。

というかフォースの使い手は、ジェダイとシスが一つに統合してこど完成するものなんだろうと思う(それやったらシリーズが続けられないから永遠にやらないと思うけど)

 



そういえばオビワンの霊体がたまに助言をくれるのはいいとして、本作ではガッツリとルークの隣に腰を降ろして長話するので「もう死んでるのに関わりすぎだろ!それってもう完全に生きてるよね?」と思えて可笑しかった。
特別編ラストの宴で、オビワン&ヨーダに並んでベイダーじゃなくて若きアナキンの霊体が出る評判の悪いシーン。
4→56という順番で観た人にはコイツが誰だかわからない。
「ベイダーは綺麗だったころのアナキンにもどりました‥」と言いたいんだろうがオッサンのヴェイダーは死の間際にライトサイドのアナキンに戻ったので、ハゲのオッサンベイダーの霊が立ってる方が正しいのでは?
SW初見でep4→56という順番で観てる人になった気分でこのシーンを観ると毎回
おい!誰だよこいつ!」と思える
かといってオリジナルの「シス要素が抜けてライトサイドに戻ったアナキンおじさん」の霊体が立ってる方。「こっちならいいか?」と言うと、以前までならよかったけど新三部作を経た今となってはオッサンのべイダー‥いや、アナキンがジェダイ柔道着着てる。こんな姿は生前見せなかったし髪もある。アナキンの毛根は若い時に溶岩で燃え尽きたからおかしい。というか一瞬「誰だ?」と思ってしまう。だがべイダー衣装のアナキンが立っているのもなんかライトサイドに戻った感がない。そう考えると今では若いアナキンが立ってる方がいいのかな?
まあ、そんな感じで本作は4、5に比べると一段落ちるが充分楽しく観れた。アクバー提督も可愛いし。本作ep6ではルークとレイアとC3POの活躍が最高だった。

 

 

そんな感じでした

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Star Wars: Episode VI - Return of the Jedi (1983) - IMDb

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