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『マイティ・ソー』(2011)、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)/久々に観ると牧歌的な印象⚡


原題:Thor 制作:ケビン・ファイギ 監督: ケネス・ブラナー 原作:スタン・リー、ラリー・リーバー、ジャック・カービー 製作国:アメリカ 上映時間:115分 シリーズ:「マイティ・ソー」シリーズ。マーベル・シネマティック・ユニバース

 

 

久々に観た。今更これといって書くことないので箇条書きスタイルで 
★「マイティ・ソー バトルロイヤル」公開直前でHuluで配信されたので、公開当時以来久々に2本観た。
★公開当時は、絶対に人気出そうもないソーとキャップが何とか大コケせずにアベンジャーズに繋いでくれよ~という祈りMAXだった。幸いどちらも大ヒットではないが、そこそこヒットしてまあまあの評価で上手く「アベンジャーズ」に繋がった。
だから本作とキャップ一作目は観て「まあまあいいじゃん」と思いつつも「アベンジャーズ」への繋ぎ感が半端なかった。
確か日本で観た人の評価は、ソーの文化間ギャップギャグやソーとロキの兄弟が女性ファンに人気出た印象。
★久々に観ると、アスガルドや神々の説明→地球キャラの説明→ソーの成長→ソーvs.ロキ‥と驚くほど良くまとまってると思った。
描く時間がないのだがソーとジェーン、ソーとセルヴィグ博士との触れ合いは短い時間で良い雰囲気だった。特にソーがジェーンに9つの世界を説明する場面はよかった。
それにしてもソーは感情移入しにくい有名ヒーロー筆頭で、前半のアスガルドの描写とか観ていて、かなり目や脳が滑る。どうも実在する世界にどうしても見えにくいのでさっさと地球編にいってくれてよかった。
★とんでもなく酷い吹き替えが多いMCUだが、ソーシリーズとアイアンマンシリーズは、安心して吹き替えで観れるのがいいところ。
★ウォリアーズ・スリーとシフの、ついでに居るだけ感が半端ないが、描かなきゃいけないキャラや話が多すぎるので仕方ない。あまりに活躍させすぎるとチームみたいになってソーが立たなくなるし(でも皆が地球に来て「やあ!」と言ってるところは一番いい場面)
★それにしてもロキは、せこい活躍や奸計が表情がめちゃくちゃ良くて本当に良いキャラだなと思った。
★本作は天下のナタポー演じるジェーンよりも、仲間のダーシーの方が可愛かった。本当はグラマーな美人なのに、無理やり眼鏡ともっさりした服着せて「ギーク女子でござい」とやってるので反則気味の可愛さがある。吹き替えだとダーシーはふざけて敬語を使う喋り方が凄く可愛い。MCUで一番可愛い女性キャラかもしれん。
★あと本作とアベンジャーズ2作とダーク・ワールドでのセルヴィグ博士が凄くよかった。何か顔だけ見たらめちゃくちゃ怖いし、そもそも「ニンフォマニアックス」の童貞じじい役を思い出すし、すぐ酩酊したり洗脳されたり暴れまわったりしてやべえジジイという面白さが凄い。こんなに良いキャラなのにセルヴィグもダーシーも「バトルロイヤル」に出ないとは残念だ。
★本作のコールソンも、常に微笑みを浮かべて行動していて凄く魅力あった。
MCUでは、アイアンマンの人気、キャップのMCUど真ん中ぶりに比べると押されている感があるソーシリーズ。はちゃめちゃな楽しさもガーディアンズに負けてるが、改めて観ると「西遊記」的な無邪気な雰囲気が一番あるなと思った。

「オリエント急行殺人事件 (2017)」犯人を知らん僕が観て面白かったし感動したが、それは全部原作のおかげだろうと推測した🚃 - gock221B

 

 

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マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)


原題:Thor: The Dark World 制作:ケビン・ファイギ 監督: アラン・テイラー 原作:スタン・リー、ラリー・リーバー、ジャック・カービー  製作国:アメリカ 上映時間:112分 シリーズ:「マイティ・ソー」シリーズ。マーベル・シネマティック・ユニバース

 

 


★正直、MCUの中でも、つまらなさにおいて「アイアンマン2」と一、二を争うくらいつまらなかった記憶がある。今回観ても前半はかなり面白くない。「恋人ジェーンがアスガルド(彼氏の実家)に来る」というおいしい場面なのに全然楽しくない。どうもアスガルドが舞台の前半は現実味がなさすぎるのか毎回フワッとしている。
オーディンがジェーンに、ダークエルフとかエーテルについて解説する場面も説明的過ぎる。
★本作のソーは他の作品での彼よりも、妙に真面目で魅力が目減りしている。
しかもヒロインかつ大物女優ナタリー・ポートマンが主人公レベルに活躍してしまう。
キャラ的にも大人気キャラのロキの方が目立つし、ソーの魅力は三番手くらいに落ちている。ソーやシリーズのイメチェンに成功して大ヒットした次回作「マイティ・ソー/バトルロイヤル」が大成功した時にソー役のクリス・ヘムズワースが「撮影楽しかった!前はそうでもなかった」と言ったり「もうソーを前のイメージには戻さないでくれ!」と言ったりで、この二作には軽い挫折感を持っている模様。
前作で見られたカルチャーギャップによるギャグも、ムジョルニアをコート掛けに掛けるという場面でしか見られなかった。
★敵マレキスの空気っぷりが凄い、MCUヴィランは全員、ヒーローの陰(乗り越えるべき自分自身のメタファー)でしかなく存在感ないが、こいつは特に一番魅力ない。見た目もギミックもストーリーも全部魅力ない。昔話とかに出てくる漠然とした「すごいわるいやつ」でしかない
★最後は惑星直列による次元の歪みでワープしながら闘う。魔法と科学の融合というアスガルドっぽい闘いでこれはこれで面白いが少し分かりにくい。
★でもロキは相変わらず良かった。ソーの魅力がスポイルされている分、ロキが主人公と言ってもいい。
★今回のジェーンは日焼けしていて物凄い美人だった(ナタリー・ポートマンは日焼けすればするほど美人に見える)。それと鼻の穴が縦長であってこそ真の美人だと改めて思った。最後にソーと幸せなキスをしていたが次回作にはもう出ないという事は別れたのかな。それともカメオで一瞬出るのかな。
★ダーシーとセルヴィグも相変わらず良かった。
毎回ヤバいセルヴィグ博士だが今回は頭の中に神が住みついていて、ストーンヘンジをフルチンで走り回ったりしてヤバい。
ただでさえキャラが多いのに、ダーシーに助手が増えるのが謎、要らないだろう。
★ホーガン(浅野忠信)が序盤で「お前はここでいいや」って感じで離脱させられるのが謎。
★そんな感じで公開時に一回観ただけで「めちゃくちゃつまらない」と長年思っててハードルが下がったのか今観ると結構楽しかった。ということは繰り上げで、MCUで一番つまらないのは「アイアンマン2」という感じになった。
★しかし本当にジェーンとセルヴィグとダーシーは本当にお役御免なのかな。ソー映画観てて一番楽しいのは地球で地球勢と絡んでる時なんだけど。。

 

 

 

⚡そういう感じで、今までは「あんまり面白くないな(特にダーク・ワールド)」と思ってたけど久々に観ると「西遊記」みたいな武侠ものみたいな無邪気な楽しさがあった。
とはいえ2本とも、最近の面白いアメコミ映画全体で考えると凄く面白いわけでもなく、非常にフワッとしてる。必見という感じはしない。
多分、現実や映画的流行に全くコミットしてなくて、一作目はアホで素直で可愛かったソーが二作目で急に10歳位年取ったみたいに重苦しくなったりしたせいかもしれない。
「バトルロイヤル」で別作品みたいにカラーを変えられたのもわかる気がした。
なんとなく「バトルロイヤル」を観た後だと、もう観る気しなくなるような気がして観てみたが、良かった気がする

 

 

そんな感じでした

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Thor (2011) - IMDb
Thor: The Dark World (2013) - IMDb

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