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『エコー』(2024) 全5話/あまりに地味だし既視感あるシーンも多いがMCUドラマの中では悪くなかったかも。今までのように長い映画を6分割しただけじゃなくTVドラマとして作ってる気がする🦻🦿🐦


原題:Echo 監督:シドニー・フリーランド 脚本&原案&制作:マリオン・デイア 脚本:ジョシュ・フェルドマン、スティーヴン・ジャド、ケン・クリステンセン、エレン・モートン、エイミー・ラーディン、シャンテル・ウェルズ 制作総指揮:ケヴィン・ファイギほか 原作:デヴィッド・マック&ジョー・カザーダ 制作スタジオ:MARVELスタジオ、20thテレビジョン 配信サービス:Disney+、Hulu 配信時間:各話約30分前後、全5話 シリーズ:マーベル・シネマティック・ユニバース (Disney+のMCUドラマシリーズ)第10作目

 

 

現在崩壊寸前なほど人気が落ちて絶不調中のMCUフェイズ5。MCUドラマとしては第10作目。
いつもは週に一本づつ配信してたが今回は全5話一挙公開した。
本作『エコー』と今年配信予定の『アガサのドラマ(もう4回くらい名称変わっててタイトルよくわからん)』(2024)の2本は、地味だしあまり期待されてない印象。だから全話一気に公開したんだと思われる。
主人公マヤと彼女の養父キングピンは『ホークアイ』(2021)で登場したサブキャラとヴィラン。本作はその二人のスピンオフとも言える。
マヤ……エコーは単体コミックも出てるMARVELのストリート系ヒーローではあるが『ホークアイ』(2021)で登場したマヤは現時点でもまだ只のギャングだし、とても主人公っぽい雰囲気じゃないキャラだったんですよね。アガサは大人気になったから単体作が作られるのもわからないでもないがマヤ(エコー)の場合、普通にいいんじゃない?って程度のサブキャラに過ぎず大人気が出たわけでもないから「なんでエコー単体作を?」と不思議に思う人も多かった。
だが近年のディズニーが創りたがったり登場させたがる傾向を思えば割と不思議ではない。単純にネイティブ・アメリカンのチョクトー族の子孫キャラ、そしてマヤを演じてるアラクア・コックスもまたネイティブ・アメリカン系の俳優さんらしい。そしてマヤは聴覚障害を持っており片足も義足というキャラ。「ネイティブ・アメリカン系ヒーロー」「障がいを持っているヒーロー」こう書くと今のディズニーが創りたがる要素満載のヒーローだと言える。
面白さは何者にも勝るので面白ければ何でもOKです。

ネタバレあり

 

 

 

 

〈これまでのマヤ・ロペス、キングピン、キングピン絡みのデアデビル

2015年 
※劇中で
ニューヨークのヘルズキッチン『アベンジャーズ』(2012)のNY決戦で犯罪者が跋扈するスラム街となった。幼い頃に盲目となったが視覚以外の感覚が超人的になり武術を極めたヴィジランテとして犯罪者たちを成敗していた弁護士マット・マードック(演:チャーリー・コックス)、”ネルソン&マードック法律事務所”を設立。そして表向きは実業家の顔を持ち裏では巨大犯罪組織を束ねる大男、ウィルソン・フィスク/キングピン(演:ヴィンセント・ドノフリオ)の逮捕にこぎつける。マットは、マスコミによって”デアデビル”と名付けられた
TVドラマ『デアデビル』〈シーズン1〉(2015)

 

2016年頃?
マット・マードックデアデビル(演:チャーリー・コックス)と仲間たちは、司法取引で出所し、あらゆる公的機関を掌握したウィルソン・フィスク/キングピン(演:ヴィンセント・ドノフリオ)と再戦。マット達は苦戦するが再度キングピンを打ち負かして逮捕に成功する
TVドラマ『デアデビル』〈シーズン3〉(2018)


2018~2023年のいつか
マヤ・ロペス(演:アラクア・コックス)、サノスに妻子や仲間を消されて自暴自棄になって世界中のヴィランを殺して回っていたクリント・バートン/ローニン(演:ジェレミー・レナー)によってであるジャージ・マフィアのリーダーを殺されるところを目撃、復讐を誓う
TVドラマ『ホークアイ』(2021)


2024年12月

聴覚障害を持ち右足が義足のギャング、マヤ・ロペス(演:アラクア・コックス)。マヤは養父・ウィルソン・フィスク/キングピン(演:ヴィンセント・ドノフリオ)から「お前の父を殺したローニン、その正体はアベンジャーズクリント・バートン/ホークアイ(演:ジェレミー・レナー)だ」と聞かされ、クリントを狙うも返り討ちに遭い、更に「俺が君の父を殺すよう仕向けたのはキングピンだ」と真実を告げられる。マヤは父の仇だったキングピンの顔面を銃撃した
TVドラマ『ホークアイ』(2021)

 

〈本作のストーリー〉

2025年5月、聴覚障害を持ち右足が義足の元ギャング、マヤ・ロペス(演:アラクア・コックス)は養父であり父の仇である犯罪組織のボス、ウィルソン・フィスク/キングピン(演:ヴィンセント・ドノフリオ)の顔を撃った後、故郷のオクラホマに戻りネイティブ・アメリカンチョクトー族を始めとした先祖の女性たちを幻視するようになった。一方、一命を取り留めたキングピンは――

そんな感じ。
冒頭、故郷に帰ってきたマヤは怪我してるので、てっきり『ホークアイ』(2021)でローニン(ホークアイ)やキングピンと戦った直後かと思ったが、冒頭に「五ヶ月後」と表示されたのでどうやら、あれから数カ月後みたい。
キングピンは顔面撃たれたが普通に生きていた。「キングピンの撃たれた顔面が治癒する」期間を考えて「五ヶ月後」にしたのかな。「顔面撃たれたのに平気なの?」という感じもするが「キングピンだから」という理由で充分だろう。もっとジョン・ウィックみたいに急所二箇所を数発づつ撃っとかないとね……。それにしても目を撃たれたのに目が再生してるのはどうなんだ。
マヤは『ホークアイ』(2021)ではキングピンの後継者候補としてジャージ・マフィア(トラックスーツ・マフィア)首領として犯罪行為を行っていたがジャージ・マフィアはホークアイ二人によって壊滅させられたしマヤはキングピン撃ったしで恐らく今は抜けてフリーのギャングだと思われる。
マヤが帰郷したのは里帰り……ではなく己が銃殺した(と、この時はまだ思っている)キングピンの縄張りなどを奪ってクイーンとなるつもりらしい。だから今はまだヒーロー〈エコー〉になってない。まだ只の犯罪者マヤ・ロペスだ。

 

 

そしてマヤのオリジンが改めて語られる。
いや、そのマヤのオリジンの前に、更にマヤの先祖が最初に語られる。
西暦1200年、異次元のような世界に人間そっくりのヒューマノイドが住んでいて、天井が崩れてきて地球の地上へと出現した彼女らは地球に適応するためか?皮を脱ぎ捨て人間へと変化した。そしてリーダーらしき女性が始祖チャファというらしい。
……というかストリート系のヒーロードラマだと思ってたら突然、異次元が出てきてビックリした。ちなみにこの彼女らが居た異次元や彼らは何なのかは最後まで語られないのでよくわからない(教えてよ……次いつこの設定語られるの?三年後か?)。
その後、数話に渡ってマヤの先祖がちょいちょい語られる。
チョクトー族の男に混ざって活躍する先祖チャタア・チャファ、1800年代後半には騎兵隊となって悪い白人男を撃ち殺す勇気ある三つ編みの女性トゥクロなど。
マヤの先祖が異次元人?だったのは『ミズ・マーベル』(2022)で主人公カマラのひいばあさんが異次元人だった事を思い出すし、ネイティブ・アメリカンが先祖だったのも悪い白人を倒してたのも、つい先月配信されたばかりの『ホワット・イフ…?』〈シーズン2〉(2023)のオリジナルキャラのカホーリを思い出した。というか本作でネイティブ・アメリカンを描くんだから『ホワット・イフ…?』〈シーズン2〉(2023)でカホーリ出さなきゃ良かったのに。あんまり面白くなかったし。各作品が連携できてないなと感じた。
幼い頃のマヤはオクラホマの田舎町で両親や祖母や祖父、従姉妹?のボニーや幼馴染ビスケットと幸せに暮らしていたが、ある日突然車をぶつけられてマヤは右足を失い、そして最愛の母は死んでしまった。
マヤの父は既にギャングだったので、敵対するギャングによる報復だったようだ。
マヤの祖母チュラは、この娘の夫がギャングであることを前から危険視していたので、その通り愛娘を失って絶望しマヤの父を追い出す。そして娘に似すぎているマヤを見るのが辛かった祖母チュラはマヤもマヤ父と共に追い出してしまう。
そしてジャージ・マフィアとなった父と、そのボスであるキングピンに可愛がられて大きくなったマヤ。マヤは義足ながらも格闘技を習いそこら辺の男より強くなった。
武者修行としてキングピンの命で敵対組織への殴り込みに行かされるマヤ。そこで偶然、潜入捜査していたマット・マードックデアデビル(演:チャーリー・コックス)と遭遇。マヤはキングピンに「あの男に遭遇して無事に帰るとはさすがはマヤだ」と称賛される。
ここでの暴力を楽しむかのようなマヤ vs.敵ギャングの乱戦アクションも良かったし、マヤが明確に敵ギャングで初の殺人してウットリするシーンとか、ヒーローものとしては結構強烈だね。乱入してきたデアデビルの悪魔のような強さを「ギャング目線」で見せられるのも最高だった。Netflix版では「かなり根性ある常人」として描かれてたが、そのままの強さ表現だとMCUの常人ヒーロー……ブラックウィドウホークアイと比べたら弱く見えてしまうので、キャプテン・アメリカ『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で急に五倍くらい強く見えるように微妙に強さアップしたように、本作でのデアデビルも巧妙にめっちゃ強い超人的な動きをしていた……それでいてNetflix時代の地に足付いたデアデビルの延長にも見えるような絶妙な強さだと思った。武器のビリーズクラブも活用してたし。ちなみにデアデビルの出番はこの回想での数分のみだが満足した。デアデビルの単体作『デアデビル:ボーンアゲイン』が楽しみになった(ちなみに僕がMCUで今一番好きで期待してるのはデアデビルとミズ・マーベル)。
そして前述もしたがマヤの父がローニン(ホークアイ)に殺されるくだり、ローニン(ホークアイ)によって「君の父を殺すよう仕向けたのは君の養父キングピンだぞ」と知らされてキングピンを銃撃する『ホークアイ』(2021)での回想が再利用されて描かれる。
……そんなマヤや先祖のオリジンから始まる。ヒーローものでオリジンから始まるオリジン作は久々だけど、この構成正直退屈なんだよね……やっぱ第一話は大暴れアクションを描いて第2話とか第3話で過去回想とかルーツを描くべきだよね。
とはいえ回想でのマヤやデアデビルの戦闘は前述通り良かったです。
ちなみにマヤの「聴覚障害者」「片足が義足」という、マヤ特有の個性は正直ラストまで観てもあまり活かされてなかった。義足がたまに取れるがそれくらいですよね。……それともただ「聴覚障害者」「義足」である事自体がメッセージになってるのかもしれないけどね。同じ境遇のキッズも勇気づけられるだろうし。
僕が言いたいのはもっと物理的に戦闘に活かしたりしてほしかった。
そういえば中盤のボウリング場でロブ・ゾンビの『Dragula』(1998)を爆音で流し、敵ギャングは爆音で指示が出せないというのは聴覚障害を活かしたバトルと言えるか。

ちなみに、この中盤のボウリング場でのバトルも良かったです。

 

 

後半は、他に信じられるものが居ないという理由でマヤを自分の後継者にしたいキングピンの屈折した愛情や、それに対してマヤはどうするか?というところに焦点が当たる。
キングピンは、自分が喋ればマヤの視覚に手話が表示されるという特別なコンタクトレンズをわざわざ開発してマヤにつけさせる。
勿論、マヤとコミュニケーションが取りたい、以前は手話が出来る者を雇っていたが秘密を全て聞かれてるので信用できず殺してしまった。
後でマヤにも言われるのだが「話したければ手話を習えばそれで済む」だけなので、わざわざこんな変なメカ作るのはキングピンの屈折した愛情を上手く表現していた。
キングピンはマヤを自分の娘にしたい。それが出来なければ自分がDV父にしたようにハンマーで撲殺しろと迫る。だがマヤは2、3回くらいキングピンを殺せる機会があったがやらなかった。キングピンの思惑通りになるのが嫌だからだろう。
業を煮やしたキングピンはマヤの祖母と従姉妹?のボニーを人質に取って再度マヤ懐柔を試みる。マヤ父を殺したのもそうだが、血縁やマヤの帰る場所を消してマヤを自分のものにしようとしてるフシがあるね。
マヤは幼い頃に死んだ母の霊に会い、祖母が作っててくれた「先祖との繋がりがエコーのように貴女に繋がっている」というルーツを表現した衣装を着ていた。書くの忘れてたけどマヤがオクラホマに帰ってから彼女と祖母は、先祖たちの幻視を視ていた。マヤの一族は異次元人?だった始祖からの遺伝なのか時折、不思議なパワーを持った女性が現れるという。マヤも祖母もボニーもそれだった(ボニーはともかく、かなり年老いたおばあちゃんも手が光ってギャングをふっ飛ばすのは面白かった)。
マヤは、今まで描かれた先祖のスタンドを呼び出し同期して完全にパワーを得る。
このシーンは『キャプテン・マーベル』(2019)で僕が凄い感動した、記憶を取り戻したキャロルの脳内で各時代のキャロルが同時に立ち上がるシーンを思い出さずにいれなかった。また既視感。でもエコーがそうするのも感動した。自分は、この見せ方に弱いみたい。
マヤは、癒やしのパワーを持っていたという母の反転術式をキングピンに打ち込む。
キングピンの深層心理……DV父を撲殺して怪物キングピンが生まれてしまった過去、Netflix版で描かれたあの部屋に行き、キングピンに己の殺人衝動に抵抗させようとする……が、上手く行かずキングピンは逃走。
ここに来て父の仇キングピンを癒やしてトラウマを消そうとするとか、今まで散々殺人してきたのは置いといて、マヤはここでやっとヒーロー〈エコー〉になった感じか。
しかしNYの名士であるキングピン逮捕は、マヤ達には無理そうだけどボコして閉じ込めるとか何か方法はなかったの?と思わなくもなかった。
というかマヤはもう何人も殺してるし叔父さんもキングピン配下を殺してるし、もういっそのことキングピン射殺してもいいんちゃう?とちょっと思ったよね。キャプテン・アメリカみたいな清廉潔白なヒーローでもないんだし。
まぁそうすると『デアデビル:ボーンアゲイン』への繋がりに困るから逃したんだろうけど、ただ逃してるからね。仲間の爆弾が暴発してエコー達が混乱してるスキに逃げるとか一個ほしかったね。普通にキングピン達が徒歩で車まで逃げるのほっといてるからね。
それにしてもキングピンって地球サノスってくらい恐ろしいヴィランのはずなんだが『ホークアイ』(2021)ではヒーローなりたての女子大生ケイトに敗北した直後に養女マヤにも敗北し、本作でもマヤがキングピン殺せる機会3~4回くらいマヤが見逃してるからね。MCUしか観てない人が観たら「キングピン弱いなぁ」としかもう思わなさそうだよね。『デアデビル:ボーンアゲイン』では頑張ってくれよ……(’しかし、そこで頑張りすぎると今度は「デアデビル弱いな」になってしまう)。だからキングピンを、恐ろしさを出すまでに容易に何度も負かしたらダメなのよ!
終盤でも、おばあちゃん殺されてるかと思った(Netflix版だったら最終回のおばあちゃんとボニー既に殺されてると思う)。
あとキングピンが「日曜のディナー」しに来るシーン。あそこで食べ物入ったバスケット、アレも誰か……ボウリング場に殴り込んだ部下か誰かの生首入ってると思ってた。一回も開けなかったし生首だったんじゃないか?

 

そういう感じで「MCU過去作でコレ観たな」って要素が3つもあったり、キングピンがまたしても弱すぎたり、マヤは何でキングピン3~4回も見逃すのかとか、変なとこあるけど最終話はなかなか盛り上がったしMCUドラマの中では良い方かもしれない。
第4話あたりで雄大な音楽が流れる、たっぷり取った間とか、寝そうになるシーン幾つかあったけど、それもイヤじゃなかったね。、
なんというかショーランナー入ったのか?しらんが今までの「6時間の映画を6分割して各話ラストにクリフハンガーくっつけただけのMCUドラマ」と違って、なんか「普通のTVドラマっぽいな」と感じた。俺だけ?
そういう感じで地味すぎるし、もうシーズン2とか作らんでもいいけど結構好きだったかもしれません。
そういえばNetflix制作のMARVELドラマが本作に合わせてかMCU正史になったので『デアデビル:ボーンアゲイン』でカレン・ペイジやフォギー・ネルソン復帰も期待できるかもしれない(でも作品的に復帰したらカレンはヤバい目に遭うと思うが……)。あとはめっちゃハマってたジェシカ・ジョーンズ役クリステン・リッターとか、アイアンフィストの恋人コリーン・ウィング役のジェシカ・ヘンウィック出てきてほしいね。ジェシカ・ヘンウィックはMCUに何度か誘われてたらしいが「コリーン役でしか出ん!」とか言ってたもんね。もうなんなら彼女の演じるコリーンが女アイアン・フィストになってもいいよ。というか今MCU、人気激落ちだからNetflix勢が出れる余地あるのか疑問だが。とりあえず当面は『デアデビル:ボーンアゲイン』に期待。

今後、今年のMCU映画は7月頃に『デッドプール3(仮題)』(2024)一本のみ。
次のドラマはアガサかアイアンハートのどっちか。アニメは『X-MEN'97』(2024)がある。とりあえずデップー3が売れないとMCUどころかディズニー自体がヤバい。話したら長いからディズニーの話は今回やめとくが今めちゃヤバい。

 

 

 

 

そんな感じでした

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