gock221B

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『ムーンナイト』全6話 (2022)/MCUドラマ作品では完成度高い方だしスティーブンが好きになりました🌙


原題:Moon Knight 監督:モハメド・ディアブ、アーロン・ムーアヘッド、ジャスティン・ベンソン 脚本:ジェレミー・スレイター コンサルティング・プロデューサー:サラ・ゴーヘル 製作総指揮:ケヴィン・ファイギほか 原作:ダグ・モエンチ、ドン・パーリン 制作スタジオ:マーベル・スタジオ 配信局:Disney+ 製作国:アメリカ 配信時間:各話約50分、全6話 シリーズ:マーベル・シネマティック・ユニバース (Disney+ドラマシリーズ)

 

 

 

MCU(MARVEL・シネマティック・ユニバース)のDisney+作品の6作目(映画も合わせるとフェイズ4の10作目)。ドラマでは初めての新規タイトル。
本作を合わせたDisney+のドラマorアニメ作品を6作全部観てきて、まぁ勿論ある一定以上の面白さはあるし今後も観ていくが全部観た結果、正直言って「MCUは映画だけで良い」と思う今日この頃。
テンション低い始まり方したが本作『ムーンナイト』は今までのドラマで……一番、最初から最後まで面白さが下降せず主人公の魅力も抜群で安定感が高かったかも?瞬間的に最高の面白さを叩き出したのは『ワンダビジョン』全9話 (2021)の中盤までだが(後半かなり落胆させられた)最初から最後まで安定してたのは本作『ムーンナイト』かな?
MCU作品ではあるが制作陣や主演オスカー・アイザックの意向で「MCUに興味ない人でも独立して観れる作品」として意識的に作っており他のMCU作品との絡みが全くないので製作者が一つの物語に集中できたのかも。
今までのMCUドラマで他作品のキャラや要素が必ず出てくるのだが、それは別に監督が描きたい作品とは関係ないせいか上手くハマってない事が多かった。『ワンダビジョン』 (2021)のピエトロ、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 (2021)……はゲストキャラや新キャラを丁寧に扱ってたが逆に主人公のサムとバッキーが死ぬほど弱い上に目立たなかった。楽しいドラマとして作りたかったはずの『ホークアイ』 (2021)では「ローニン」という重い要素が最後まで全くまともに描けなかったままだったし登場した時のエレーナは良かったが最終的にはしょうもない事で大声でワンワン泣いちゃうし傑作ドラマ『デアデビル』の名ヴィラン・キングピンを出してテンションMAXになったら新人の若い女子に10分以内に2回も倒されて物凄く萎えた。映画だと(恐らくMARVELスタジオの人たちが助言して)他作品とのリンクをもっと上手に処理してるのだがドラマは、Disney+から会員を脱会させないようにかMCUスター・ウォーズのドラマが永遠に続くべく連打してて作品が多すぎるせいか「MARVELスタジオが作品間の繋ぎのフォローするのが追いついてないのではないか?」と最近思う。そういう意味でも「ドラマ、やってるから観てるけどもう辞めたら?」と思う。
その点、本作『ムーンナイト』の監督は、最初から最後まで主人公のスティーブン&マークを描くだけで良かったせいか、他のMCU作品との齟齬が起きず完成度が高かったように思う。
ネタバレ少なめ

 

 

 

ロンドンエジプト神話好きの温厚な国立博物館ショップ店員ティーブン・グラントオスカー・アイザック)は、睡眠障害夢遊病や幻覚に悩まされる精神状態に問題を抱えている男だった。
ある日、気がついたら数日後のアルプスで金のスカラベ象を手にしており、それを奪おうとする男たちを叩きのめした後だった。
男達のリーダーはカルト教団コミューンの指導者アーサー・ハロウイーサン・ホーク)。アーサーは「将来、悪行を行うであろう者の魂を奪う」という能力を持っており、金のスカラベを狙いスティーブンを追ってくる。
やがてスティーブンには”マーク・スペクター”という傭兵の別人格があり、スティーブンとマークは会話もできる事が明らかになる。スティーブンは解離性同一性障害だったのだ。
そしてスティーブンは「マークの妻」だという考古学冒険家レイラ・エル・ファウリー(メイ・カラマウィ)とも知り合い、マークの人格は月の神コンスの不死身のアバタームーンナイト”に変身できる事も明らかになるが――

そんな話

主人公スティーブンが解離性同一性障害……いわゆる多重人格者。
ふと気がつくと数日経ってたり、ペットの金魚が死んで別人格が気を利かしたのか別の金魚と入れ替えられてたり、デートの約束は数日経過してすっぽかしてたり……生活に支障をきたす。ふと気がつくと数日経過した知らない国で他人を叩きのめしてたり酷い時には殺めている最中に人格が入れ替わる……温厚なスティーブンは、そんな乱暴している(……と思われる)傭兵の別人格マークを嫌う。
そんな感じで前半は、自分の意志とは無関係に人格が入れ替わるスティーブンの苦難の私生活、そして金のスカラベを奪わんとするカルトの教祖アーサー・ハロウが放つ刺客や怪物はマークに入れ替わってムーンナイトが倒すという展開……それが原因でスティーブンはショップ店員も解雇される。
解離性同一性障害により、いつも何かを失うスティーブンの苦難の日々が描かれる。
ティーブンにとって”ムーンナイト”は”大いなる力”ではなく只の”病”でしかない。
この前半のスティーブンの苦難は、スティーブンが明るい性格のせいか楽しく見れるのだが「もし自分だったら」と想像すると悲惨の極み。これはスパイダーマンに似てる(ピーターのキャラや描写が楽しいけど起きてる出来事が悲惨すぎる)。
そして”マークの妻”であるレイラと出会ったスティーブンは彼女に好意を抱く。
中盤、アーサーが裁定の女神”アメミット”復活を目論んでいる事を知ったスティーブン&マークはレイラと主にエジプトに飛ぶ。アメミット復活を阻止しなければ多くの人命が失われてしまう(……っていう目的でエジプト行ったんだっけ?忘れたからラストから逆算して今勝手にあらすじ作ってしまったかもしれん)。
エジプト9柱神のアバター集団”エネアド”は、アーサーよりもコンスを訝しみ、コンスは封印されてしまう。ムーンナイトへの変身能力を失ったスティーブン&マークはレイラと共に遺跡内部でインディ・ジョーンズ的な冒険をするがスティーブン&マークはアーサーの銃撃で銃殺されてしまう。
後半、銃殺されたスティーブン&マークは精神病院に居た。この空間が具体的に何なのかはよくわからないままだったが死後の世界に行く途中の「待合室」もしくは自分のアイデンティティを認識できないスティーブン&マークの心の中の葛藤を映像的に表現したのがこの空間かな?と思った(『ツインピークス』デヴィッド・リンチ作品が好きな人とかにとって、こういう空間は詳細わからなくてもスンナリ入っていける)。
この精神世界の病院そして続く黄泉の国で、スティーブン&マーク……いやマーク&スティーブンの過去の秘密やトラウマが明かされ、何も知らなかったスティーブンもそれを知る。
そしてマーク&スティーブンが自分を完全に把握し、二人は一人のムーンナイトとして事態の収集に向かう……。

 

 

 

細かいとこは違うかも知れないが大体そんな流れだったよね?
本作は「解離性同一性障害のマークとスティーブンが、自分の混乱した精神、ひいては自分の過去とどう折り合いをつけるか?」という事に大多数の時間が使われている。ある意味、本作のヴィランはアーサーではなく彼ら自身の「解離性同一性障害という症状」そのものがヴィランだとも言える。
最初は同一ボディの主導権を奪い合ったり、レイラを挟んで嫉妬し合うなどして揉めてたマークとスティーブンだが、過去のトラウマを共有し分かり合う。
普通の多重人格ものだと、これで一つの人格に統合されたりしがちだが本作の場合「互いの人格が互いに必要だ」と、多重人格のまま安定する。
最初「温厚だがコミュ障だし戦闘力もないスティーブン」を邪魔者扱いしていたマークは最終的にスティーブンの強さを認め『お前こそが俺のスーパーパワーだ!』とまで言う。ここは、自分を見つめ直して自らの欠点(だと思っていた)部分を長所だと捉えるポジティブな感動があった。

そして現実のヴィラン、アーサー。元はコンスのアバターだった彼は「将来悪行を行う者を即死させる」という能力がある。これはアーサーが復活させようとしてる裁定の女神アメミットの能力を借りたもの。その他にもムーンナイトと互角かそれ以上の戦闘能力も持つ。彼に何があったのかは語られないが悪人を事前に殺す事に執念を燃やしてたから恐らく「愛する人を殺された」とかそんな感じ?
「将来の悪人を予知して殺しても良いのか?」という問題はヒーロー物によく出てくるテーマの一つ。
MCUだと『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)でSHIELD内部に巣食ったヒドラが行った「AIで悪者を予想して上空から全員撃ち殺す」”インサイト計画”。
原作MARVELコミック『シビルウォーII』(2016)では「予知能力者を使って悪人を未然に察知して排除する」派のキャプテン・マーベル軍団と反対派のアイアンマン軍団が闘った。同様のテーマはスティーヴン・スピルバーグ監督作『マイノリティ・リポート』(2002)でも出てきたしSFやヒーローものでよく出てくる定番のテーマ。
アメミットとアーサーの目的は「未来の悪人を事前に皆殺しにする」というもの。アーサーがその能力で一人ひとり手掴みでやってた殺人を、アメミットなら一つの国単位で大量虐殺できる。人間社会を護りたいコンスとマーク&スティーブンはそれに抗う(コンスが何故、人間に肩入れしてるのかは語られない)。
「未来の悪人を事前に皆殺しにする」というのは「将来、悪いことするかもしれないが努力してその未来に向かわないように出来るかも」という人間の可能性を否定している。それに、その考えを突き詰めて考えれば「じゃあ、悪いことする可能性が少しでもある人類とか、最初から絶滅させればいいじゃん」という事になってしまう。
本作において「未来の悪人を事前に皆殺しにする」事の否定は「アーサーとアメミットを、マークはどうするか?」という場面で結論を出す。

レイラもまた、只の助けられたりするヒロインではなく発煙筒だけで傭兵を倒したり中盤でインディ・ジョーンズ的な活躍したりと下手したらマークより活躍シーンが多かった。最終的にはあの世でマーク&スティーブンを手助けしてくれてた出産の女神タウエレト(通称カバ)のアバタースカーレット・スカラベ”という新ヒーローになる。
スカーレット・スカラベは鋼鉄の翼による飛行や防御、二刀流で攻撃する。(たぶん)不死身だろうし車のドアももぎ取ってたし、ファルコンとウィンターソルジャーが合体して不死身になったくらいの強さ。彼女が助けたエジプト幼女が「エジプトのスーパーヒーロー!?」と喜ぶ場面はプライスレスの良さ。
ムーンナイトのスペックのこと書いてなかったが、ムーンナイトは不死身&飛行あと怪力って感じか?武器は三ヶ月型のチャクラム。スティーブンが変身したミスターナイト形態は傭兵のマークの変身より戦闘能力は劣る……が、車のバンパーをもぎ取ったり自己肯定感が上がったラストバトルでは何故かデアデビルくらい強くなってたし「飛行できないムーンナイト」くらいの強さはある。スティーブンが殺人したくないからか武器はチャクラムからクラブ(棒)になってる。違いがあった方がいいからミスターはこれほど強くないほうが面白かった気もするが。あとスティーブンが自称するには、このミスター形態は”交渉用”だという。最初のスティーブンは他人と話の苦手そうだったけど……まぁ成功体験は人を向上させるからそういう事で。続編があるならミスターで交渉してムーンナイトでシバいていく感じか。
人間体の時のスペックは、マークは傭兵だから強い、スティーブンはエジプト神話や歴史の知識が豊富。でも次からはエジプト行かないだろうから最後で急に「自己評価の上がったスティーブンは交渉が得意」というのを入れ込んで来たんだろう。

 

 

 

本作の最終話は『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)の日本公開日と同日だった。だから最終話の前に「ひょっとしたらドクター・ストレンジと繋がりあるかも?」と思って自分なりに推測してた。
で、本作はMCU世界の話題が全く出てこないから(唯一出てきたのは「ワカンダの人が死んだら祖先の草原に行くよ」っていうタウエレトの言葉だけ)「このムーンナイト世界って実はMCUMCU正史世界アース616じゃなくてマルチバースなのでは?」と思ったのと、三人目の人格ジェイク・ロックリー早く出せばいいのに全然出さないから、
「実はこの世界はアース616(MCU正史世界)じゃない世界で、第三の人格ジェイクは実は『他のマルチバースに移動できる』という特殊な力をコンスと関係なく持った人格で、最終話でマーク&スティーブンが門から出て蘇ったら……もしくはドクター・ストレンジの術でアース616(MCU正史世界)に移動して終わるのでは?」とか想像してたけど、もう全然違った!でも面白かった。
……だけど『ムーンナイト』世界がアース616(MCU正史世界)なのか、そうじゃないのかはまだ判明してないけど。そんな風に思うのは、あまりにも他のMCU要素が出てこないからだろうね。ちなみに『エターナルズ』(2021)のキンゴや他にもMCUキャラ2人出す予定だったらしいが色んな都合でナシになった。だからやはりMCUのアース616なんでしょうね。
で、ジェイクはラストで出たから続きがあるなら、マーク&スティーブン/ムーンナイトorミスターナイトがゲッターロボの様に変形して活躍しながら、第三の人格ジェイクを何とかする話になるのかな?
本作は最初から最後までクリフハンガーで繋いで面白いさが安定していて今までのDisney+のMCU作品の中では一番完成度高かったが、後から考えると「別にムーンナイトに変身しなくても成立する話だな……」とか「これMCUじゃなくてもいいよな」感も高まってきた。昔、にっかつロマンポルノ(大昔に映画館でやってたエッチな映画)は「絡みが何度かあれば何撮ってもいい」という事で後の有名監督が登竜門になってたけど似たような感じで「3回ヒーローになって闘ったら後は好きな物語やれる」という感じがあった。それが別に悪いわけじゃないけど。
そしてストーリーとかレイラの魅力も良かったが、一番はオスカー・アイザック演じるマーク&スティーブンの魅力でしょう。僕的には特にスティーブンの愛らしさが最高でした。変身後もムーンナイトよりもミスターナイトの方が良かったし。
MCU全キャラの中でもスティーブンはベスト3に入るくらい好きかも?
……でも、本作の欠点……じゃないんだけど本作の最終話と同日公開だった『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)MCU全作の中でもベスト3に入るくらい(ひょっとしたら全作の中で最高傑作だったかも?)全ての面で良すぎて、ストレンジ観た夜に、本作ムーンナイトの最終話を観てたらドラマ作品の中では一番面白いと思ったけどそれでも薄味に感じちゃいましたね、ストレンジよりこっちの最終回を先に観ればよかった。
本作だけ観たら何も文句はないんですが「サム・ライミだったら、オシリスなどのエネアドの全員がアバター形態に変身してアーサーと戦って皆殺しにされる面白いシーンあったんだろうな……」などと考えてしまいました。つい比べてしまうというね。
でもドクターストレンジには絶対無い、本作だけの面白かった場面は「ムーンナイト vs.アーサー・ハロウ」というラストバトル。
第一話でよくあった「他の人格に変わったから時間が飛んで敵は倒れてる」という場面が入った。アーサーに圧倒されるムーンナイト……すると次のカットでは「ジェイクの人格に変わったから」という理由でアーサーが倒されるとこが省略されてる場面。
6時間近く語ってきた物語の、ラスボスとのラストバトルが省略されるって前代未聞でしょう。本作は全体的にアクションとかに期待してなかったので、これはむしろ拍手したい引き算の面白さでした。この「アーサーとのラストバトル早送り」はMCU史に残る面白いラストバトルでした。ムーンナイトでしか、そして一回しか出来ないネタでした。

面白かったしスティーブンも魅力的だったから是非また続きを観たいですね。でも次は他の作品やキャラとも絡んで欲しい。絶対に面白い。
次のMCUは……6/8にDisney+ドラマ『ミズ・マーベル』(2022)開始、カマラはベスト3に入るくらいMCUで観たかったので楽しみ……ですがMCUのドラマ形態への疑念が湧いてきてるので映画の方が良かったという気持ちもあります。『ロキ』(2021)の凄くつまらない回を監督してた人が総監督というのも不安を感じます。映画は7/8に『ソー ラブ&サンダー』(2022)が公開。

 

追記(2022.5.31):何となく配信時は週に一話づつ字幕で観てたんですが、吹き替えでイッキ観してみました。ストーリーやディティールや製作者の意図……色んなことを把握済みという事もあるし声優・関智一氏の吹き替えが素晴らしすぎる事もあってリアタイ時より数倍面白かったです。スティーブン&マークへの同情そして共感によって感動して泣きそうになりました。「全て把握した二回目&関智一の凄い吹き替え」というプラス要素もあっただろうけど、それは置いといて本作はやはりイッキ観の方が絶対面白いと思いました。MCUドラマのうち『ワンダビジョン』(2021)は週に一話づつ観る意義があったんですがワンダビジョン以外は「長ーい映画を6分割しただけ」と感じます。このムーンナイトも、要らないとこ削って長くても2時間半の映画にした方が絶対に連続ドラマ形式よりも感動できた気がしました。Disneyは自前の映像配信サブスク「Disney+」を展開してて、世界で人気のMCUスター・ウォーズのドラマを途切らせずに配信し続けてます。そのために本来「映画ではちょっとな……」という本作とかワンダビジョンやバキ翼などのサブキャラのドラマを量産しまくってますが、ハッキリ言ってどれも「長い映画を分割しただけ」なのでドラマじゃなく映画だった方が面白かっただろうな、と僕は感じました。僕はドラマあまり観なくて映画の方が好き、という所為もあると思いますけどね。
まぁ一言で言うと、とにかく本作は一気に観た方が面白いって話。続きが楽しみです。



 

そんな感じでした

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Moon Knight (TV Mini Series 2022– ) - IMDb

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ムーンナイト/光

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ムーンナイト/影

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