gock221B

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『ウェアウルフ・バイ・ナイト』(2022)/皆さんの中に人狼が紛れこんでいます……モノクロならMCUでも若干ゴア表現しても良いのかな。実は人狼よりエルサが主人公?可愛いマンシング🌕🐺👩🏻🐙


原題:Marvel Studios’ Special Presentation: Werewolf By Night 監督:マイケル・ジアッチーノ 脚本:ヘザー・クイン 製作総指揮:ケヴィン・ファイギ、ジャック・シェイファーほか 原作:ロイ・トーマス、ジーン・トーマス、ジェリー・コンウェイ、マイク・プルーグ 制作スタジオ:マーベル・スタジオ 配信局:Disney+ 製作国:アメリカ 配信時間:53分 シリーズ:マーベル・シネマティック・ユニバース (Disney+中編映画)、マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション第一作目

 

 

人間は人狼を処刑できれば勝ち、人狼は人間を皆殺しにすれば勝ちです――
何か2年くらい前?から制作が噂されていたMCUの世界を共有する一日だけのMCU実写中編映画。ずっと、仮に「ハロウィン・スペシャル(仮題)」と呼ばれていた。先月あたりのDisney+イベントでやっと予告が公開された。
MCUのDisney+作品だが、これは現在絶賛配信中の『シーハルク:ザ・アトーニー』(2022)等の実写ドラマと、世界は同じなのだが枠が違う、これは〈マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション〉という新しいブランドの一作目らしい。詳細は不明だが推測するなら、本作のようなハロウィンに配信するホラー系作品や今年のクリスマスに配信される『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデイ・スペシャル(仮題)』(2022)みたいに、一年で一回だけ特定の日に配信する作品がこれにあたるのだと思われる。本作みたいな世界観を広げる意欲作とかホリデイスペシャルみたいなお祭り作品などフレキシブルに配信していく枠なんだろう、知らんけど。

映画音楽家マイケル・ジアッチーノが監督。クラシックな1920年代のモンスター映画のようにモノクロで描かれる。
この狼男のMARVELキャラは正直知らなかった。それより共演してるエルサ・ブラッドストーンやマンシングの方が遥かに有名だよね。
僅か一時間で主役級のヒーロー3人を排出するコスパの良い作品だ。
でもMARVELのホラー系ヒーローは好きなので期待してた。MCUにいる他のホラー系はムーンナイト、ブレイド、ブラックナイト……とかか?ドクター・ストレンジも近いが彼はまたミスティック系(魔術)という近いが少し系統が違う印象。あと好きなのはデアデビルとかミズ・マーベルなどの街系だね(スパイダーマンも一応ここに入る)街系ヒーローは家計とか人間関係などせせこましい描写が多いので感情移入しやすいし面白いです。それとスーパーヒーローものはなるべく強くない方が活躍できるので応援しがいがあります。最強格のキャプテン・マーベルとかワンダやビジョンも好きだが、単独作以外では全く活躍できないでしょ。話が逸れました。
ネタバレあり……というか本作にネタバレなんてないと思うけど

 

 

 

 

アベンジャーズ”などの、地球の平和を護る華やかなヒーローの陰には恐ろしい世界も存在した。実はMCU世界の陰には太古からモンスターが跳梁しており、それら魔物を狩るモンスターハンター達が存在したのだ。
山奥にあるモンスターハンターの名家ブラッドストーン家。当主ユリシーズ・ブラッドストーンが亡くなったため、モンスターを抑え込む遺物”ブラッドストーン”は本来、故・ユリシーズの娘であるモンスターハンターエルサ・ブラッドストーン(演:ローラ・ドネリー)が継ぐはずだったが一族を嫌うエルサは何十年も家出していたので、ユリシーズの妻ヴェルーサ・ブラッドストーン(演:ハリエット・サムソン・スミス)はモンスターハンターの実力者達5人を集め”ブラッドストーン”争奪戦を開催する。ユリシーズ・ブラッドストーンはモンスターハンターギルドの元締めだったようだ。そしてブラッドストーン家は悪どい一族でエルサはそれを嫌って長年、出奔していたようだ(一時間しかないので各メインキャラの事情は推測するしかない、が、たぶん視聴者の推測通りだろう)。
巨大な屋敷内に作られた迷宮内で、危険な沼の怪物マンシング(演:ケイシー・ジョーンズ)の身体に貼り付けられた”ブラッドストーン”を奪い合う。その過程でモンスターハンター同士が互いを狩ってライバルを減らすのもアリ。「希少なモンハンを減らしたら後で困る時が来るから仲良くしといた方がいいんじゃないのか?」という気がしなくもないが、どうせ主人公たちに殺されるために創られたキャラ達なので細かい事はいい。どうせモンハン達は信用ならんクズばかりなんだろう。
”ブラッドストーン”争奪のため集められた5人の実力派モンスターハンター達。そこには長年疎遠にしてて継承者の資格を失ったエルサの姿もあった。
凄腕モンスターハンターの一人、爽やか笑顔のメキシコ系男性ジャック・ラッセル(演:ガエル・ガルシア・ベルナル)がいた。そう彼こそが人狼に変身してしまう呪いをかけられた男、ウェアウルフ・バイ・ナイトだ。
ウェアウルフ・バイ・ナイトの目的は、優勝賞品ブラッドストーンではなく、親友のマンシングをブラッドストーン家から救出する事だった――

そんな話。
……こう、あらすじ書いてて思ったけどポジション的には完全にエルサが主人公だね。エルサはMARVELのゲームなどにも大抵出てくるしね。ポジションだけでなく最後まで観てもエルサの方が人狼に変えられたジャックよりも活躍してるし。原作のエルサはジャンプ漫画のキャラみたいにハネてるオレンジ色のポニーテール……という、どう見ても漫画のキャラでしかありえないデザインなので、本作のエルサの方が良かったね。後でNetflix版のジェシカ・ジョーンズ役の人もMCU入りしたら顔が似た人が二人になってしまうが。
しかしクラシック風味な怪奇MARVEL作品としてはエルサよりウェアウルフ・バイ・ナイト(長いから次から人狼とかジャックと書く)を看板にした方がモンスター映画としてキャッチー、だから人狼を主人公にしたのかもね。
そしてエルサ同様に人狼より有名なMAEVEL怪奇キャラのマンシング、彼はピーチ姫みたいなヒロインの役割。MARVELとDCはライバルなので似たヒーローやキャラ二対がめちゃくちゃいる、ホークアイグリーンアロークイックシルバーとフラッシュ、アントマンとアトム……挙げるとキリないから辞めよう。沼に棲む植物の怪物マンシングと似てるDCキャラは沼に棲む植物の怪物スワンプシングアラン・ムーアが設定作り直して何度も邦訳されてるので日本での知名度もそこそこあったがMCUに出た一発でマンシングが逆転したな。昔『巨大怪物 マンシング』(2005)というホラー系の映画が作られたらしい、当時レンタルとかになかったが探してまで観たいわけでもないので観てない。
可哀想な怪物マンシングだが、魔石から解き放たれた後は掴んだ人体を溶かしてグチャグチャにする恐ろしい攻撃を繰り出す。この時、流れる血液はモノクロのアメコミ原作映画『シン・シティ』(2005)の流血表現みたいに血が真っ白に描写されててカッコいい。
本作が1920年っぽいモンスター映画みたいに白黒なのはクラシックな雰囲気にしたいという事もあるだろうが、観てみたら「ゴア描写するための策だな」とわかった。MCU好きにはお馴染みだがMARVELである前にDisney作品であるため、MCUには流血がとにかくない!銃で撃たれたらは勿論、剣で斬ったり刺したりしても倒れるだけだ。「MCUで血が出ない」話する時にもう何回も書いたけど『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)で、ヘラが剣でソーの片目を抉り潰した時に血が一滴も出ずくり抜かれた眼窩が何故か黒くなってるの「何これ?」って呆れたのが強烈でしたね、それともアスガーディアンは血が出ずに黒くなるのか?そんなの見たことないから違うだろう。別にスプラッターとかいたずらに残虐な映画が好きだったり、流血やゴア表現が特別観たいわけじゃなくて、あまりになさすぎると不自然だし「キッズが観ることも考慮されたフィクションだからな」というメタ的な事に意識がいってしまうと醒めるから、それが嫌なだけだよね。あまりに血が出なさすぎるお子様ランチっぷりに長年ウンザリしたり「いや中年なのにこのシリーズ観てる自分が悪いのかも?キッズも観るんだから我慢しよう」と交互に思ってたが最近、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)『ムーンナイト』(2022)などで僅かにだが血が出るようになった。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)の予告観た時「あっ!ワンダの顔に返り血ついてる!」って、ただそれだけの事にビックリして期待したもんね。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)でアイアンマンの全力のコンボを喰らってサノスの頬から一滴だけ血が出た時「あっMCUなのに血が出た、珍しいな」と思った記憶がある。ストレンジ2は血だけじゃなく画面にハッキリとは映らんが無惨な殺し方とかゾンビも出てたしね。作品のチョイス的に、ホラー系の作品は(少しだけなら)血が出たり残酷な殺し方しても良い事になったのかもね?ますますホラー系が良く思えてきた。
本作も、モノクロだったり刃物がブッ刺さる瞬間カットが切り替わったりするものの、割と頑張ってましたよね。人狼が衛兵の耳を食いちぎったりマンシングが人体をグチャグチャに溶解するのも良かったし(これは、むしろグロすぎてカラーだと描写できないよね)。エルサが剣を敵モンハンの頭を割るとこはカット変わらず見せたから、頑張ってるな!と思いました。でも剣が食い込むのは数センチだけだったんで「このモノクロ+数センチの食い込みがDisneyの限界か?」とつぶさに思いました。
モノクロなのを予告で観た時は、怪奇映画趣味というメタ的な意味以外にもなんかあるのかな?と思った。たとえば昔の話であるとか、モンスターばかりのマルチバースの話であるとか。だが時代は現代っぽい。この世界全体の事は語られてないままなのでマルチバースの話……かもしれないが、最初に「アベンジャーズとは違い、陰ではこんな事が起きてるよ」と語る、わざわざアベンジャーズを引き合いに出すからMCUのアース19999(劇中ではアース616)世界だろう。でも後から話を続ける時やっぱマルチバースにしよう、と思えばそのように出来るよう曖昧に描いたんじゃないだろうか。
それと、これも予告の時から言われてたがブラッドストーン家の衛兵がどう観ても『ロキ』(2021)に出てきたマルチバースの剪定を行うTVA職員に似てたよね。ただし持ってるのは、あまりに強すぎる武器、剪定棒じゃなく只の電撃棒だったね。マンシングがマルチバースに関連したキャラクターという事もあり、やはりこの世界またはブラッドストーン家やマンシングはマルチバースに関わる何かなのかもしれないがよくわからない。
人狼、エルサ、マンシングの可愛い3人組はMCU版『ブレイド』とかに出てくるかもしれない。いや、その前に来年のハロウィンにはエルサかマンシングどちらかの作品を作って欲しい。どっちもやればいいか。いや、個人的にはMARVEL世界の『ドラキュラ』をやる気が凄くする。こうなったら『トワイライトゾーン/超次元の体験』(1983)みたいなオムニバス形式で20分くらいのホラー系MCU作品が連なった長い尺で観たいですね。

ジャックは人狼にされて我を失ってエルサを襲いたくないので彼女の記憶を失わないよう「ちょ、ちょっと嗅がせて!」とエルサの髪や体臭を嗅ぎまくるのが面白かった。『シン・ウルトラマン』(2022)斎藤工ウルトラマン)が長澤まさみを嗅いだ時みたいな不快感がなかった、その違いは何故だろう。やはり、あの時の長澤まさみが巨大化してて、その時にも性的なネタが有った後に「数日風呂入ってない」という前置きがあって斎藤工サイコパスっぽく嗅いで長澤まさみが嫌がる……そしてそれを嬉しそうに撮ってる樋口監督……この一連コンボが伝わり過ぎたからキモかったのかもね。とはいえメタ的にはエルサを殺さないが為の体臭嗅ぎが実質SEX表現みたいなもんでジャックはラストでマンシングに「あの女の子と付き合ってんな?」て訊かれてたんでしょうね。クラシックの狼男は凶暴性より性欲の表現だったと思うから、やむを得ず一夜を共にしてジャックはムラムラしたけどエルサには何もしなかった、エルサはジャックの紳士的な振る舞いに信頼を覚えた……現実社会に当てはめるとそんな話にも見えなくない。しかし人狼になったジャックを宥めるエルサは、どうしてもハルクを宥めるナターシャを思い出して可笑しくなったね(未だにネタにされてるが「ハルクを宥めるナターシャ」のシーンは凄いダサいね)。主人公の割には思いのほか活躍が少なかったジャックだったね。もうちょっと大暴れしてほしかったが実際に大暴れしてたのはエルサだった。女性やマイノリティのヒーローが増えるのは良いことだが「凶暴な暴力が武器の男性ヒーロー」が少なくなった……どころか皆無に近くなってきた、ハルクはスマートハルクだしウルヴァリン出るまで時間あるし、だからジャックは今後も頑張ってほしい。
マンシングは、クトゥルーっぽい口元とか溶解殺しとか全部、想像以上に良かったですね。ジャックが寝てる間にコーヒー淹れてくれたりカワイイし……。最後にカラーになってからマンシングの目がつぶらな真っ赤なのもめちゃくちゃ良かったね。「SFX」「特撮」って感じのキャラで。オシャレアレンジせず漫画のまんまってのも良かったし最高だろう。
敵だとエルサのオカンが良かったですね。人狼に引っ張られてドアップで「ひいい~!」と叫ぶオバハンくさい顔、この恐怖の表情が昔の怪奇映画っぽくてよかった。
上の、人狼に変身するジャックを観て怯えるエルサの怪奇っぽさも良かったね。こういうカッコいい画が幾つかあった。
他のモンスターハンターは特にインパクトなかったですね「黒人、アジア系、中年女性……いつものように頑張って振り分けとるわ」と思っただけですね。
……今思いかえすと人狼じゃなくエルサが全員倒してない?エルサはモンスターハンターハンターだね。この3人にまた会いたいね。

次のMCUは絶賛配信中の『シーハルク:ザ・アトーニー』(2022)が次の木曜日に最終話。MCUドラマ、いつももんくばかり言ってたがシーハルクはめちゃくちゃ良いです、ドラマの中だけでなく映画も全部合わせたMCU作品の中でもベスト5に入るくらい好きです今のところ。
映画は11月に『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエヴァー』(2022)で今年は終わり。その後Disney+でクリスマスに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデイ・スペシャル(仮題)』(2022)で今年は終わりか。
ごめん、何か文章の組み立てが上手くいかず改行するタイミング失って、延々と話してる人みたいなダラダラしたページになったが、まぁそんな感じですかね……
一言で本作の良かったところを言うなら、キャラクターの良さとモノクロを利用した流血シーンをたくさんやってくれたとこですね。このホラー系の枠もっと増やしてほしいね。本命はブレイドだねやっぱ。
夜が明けましたので、みなさん顔を上げてください。人狼の勝利です🐺

 

 

 

 

そんな感じでした

🌕🐺👩🏻🐙🌕🐺👩🏻🐙🌕🐺👩🏻🐙🌕🐺👩🏻🐙🌕🐺👩🏻🐙🌕🐺👩🏻🐙🌕🐺👩🏻🐙

ウェアウルフ・バイ・ナイトを視聴 | 全編 | Disney+(ディズニープラス)
Werewolf by Night (TV Movie 2022) - IMDb
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