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『ワンダーウーマン 1984』(2020)/凄く魔法少女アニメっぽい内容。正論のみのダイアナと聖人トレヴァーと捨て置かれるバーバラ👸🏻

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原題:Wonder Woman 1984 監督/脚本/原案/制作:パティ・ジェンキンス
製作国:アメリカ 上映時間:151分 制作&配給:ワーナー・ブラザーズ
シリーズ:『ワンダー・ウーマン』シリーズ、DC・エクステンデッド・ユニバース第9作目

 

 

 

新型コロナウイルス感染症により延期を繰り返した本作もやっと公開された。
ワーナーのDC映画……通称DCエクステンデット・ユニバース通称DCEUで前作『ワンダー・ウーマン』(2017)が公開され「女性スーパーヒーロー単体映画」としてライバルのMARVEL映画……ていうかMCUに一歩先んじたDC映画だった。
僕も元々ワンダー・ウーマンの事はそこそこ好きだったし主演ガル・ガドットも美しいし、第一次世界大戦にスーパーヒーローが介入する英雄的な活躍も『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー』(2011)みたいで気に入った。ダイアナが戦争に介入する描写はキャップ同様、避けては通れない。ダイアナを外の世界に連れ出すスティーブ・トレヴァーも最高の男だし気に入った。ただ終盤の戦神アレスとのラストバトルが、観てると恥ずかしくなるくらいショボくて子供っぽいのが残念だった。またダイアナとトレヴァーとの唐突な恋愛描写は80~90年代の映画みたいだったし島で育ったアマゾネスが男や外界のことを何も知らない様子は〈Born Sexy Yesterday〉的だなぁと少し思った。原作がそうだから仕方ないし、それら自体がだめな訳ではないが近年の映画として観ると「何かちょっと古いかな?」と感じた。そして女性スーパーヒーロー映画としてMCUに先んじたが前作に遅れて公開されたMCUキャプテン・マーベル』(2019)が「女性スーパーヒーロー単体映画」として個人的に完全に勝っていたと感じたため、自分の中で前作の存在感が薄れてしまった。
とはいえ前作『ワンダー・ウーマン』(2017)に対して、全体的には好感を抱いていた。
本作の監督、パティ・ジェンキンスは前作では監督だけだったが、前作の大ヒットによってプロップスを得たため監督だけでなく脚本/原案/制作にもがっつり関わっており本作は完全に彼女と主演ガル・ガドットが掌握した映画となっている。DCEUといえばワーナーが介入してとんでもなく駄目な出来になってしまう印象が強いので、前作に少しあった旧態依然とした劣る部分はワーナーのせいだったのかもしれない。本作を観ればそれがわかるかも。ちなみにパティ・ジェンキンスは本作に続く『ワンダー・ウーマン』三作目や、『スター・ウォーズ』シリーズ新作映画『ローグ・スコードロン』の監督する事も最近決まった。
ややネタバレありの感想なのでご注意。他人の評価は一人も聞いてないので高評価なのか低評価なのかすら知らない状態。

 

 

 

前作から66年後の〈1984〉のアメリカが舞台となる本作。
スーパーヒーロー〈ワンダー・ウーマン〉ことダイアナガル・ガドット)。
女性だけの戦闘民族〈アマゾン〉が住む隠された島〈セミッシラ〉、ダイアナはそこの王女でセミッシラは故郷。幼少期のダイアナが馬術レースに参加した時の回想が語られる。少女ダイアナはレース中に近道してしまったため失格となり母親である女王ヒッポリタコニー・ニールセン)に「嘘で得た勝利は何ももたらさない」と正論を教えられる。ダイアナの「正しい人生」の始まりだ。
それにしてもこの美人アマゾネスで埋め尽くされたコロッセオ、とんでもなく女臭そうで凄くこの客席に座りたい(僕は幼い頃、親戚の法事に言ってもおばさんたちが集まる台所にずっといるような少年だった、女のボディを持った人間の側に居たかったから)。
そして現代のダイアナ。
彼女は人知れず犯罪と戦っていた(まだ一般市民はワンダー・ウーマンのことを知らないようだ)。普段は知性を活かしてスミソニアン博物館で働いている。ちなみにワンダー・ウーマンは加齢のスピードが凄く遅いので大戦時と容姿は全く変わっていない。
女神の様に信じられないほど美しいので普通に歩いてるだけでナンパされまくる。
ダイアナは前作失った最愛の男性、戦闘機のパイロットのティーブ・トレヴァー大尉(クリス・パイン)の事が66年経っても忘れられず前に進めていないようだ。
ところで現代エンタメ作品で主人公ヒーローがここまで異常に美しいと何だか「美しい……でも古いな」と感じるようになってきてしまった。だが普通の人間がパワーを得てヒーローになるMARVELと違って、DCヒーローは地上に降りてきた神のように描く傾向があるのでダイアナがめちゃくちゃ美しいのは正しい、だからダイアナはこれでいい。
あとワンダー・ウーマンは第二次世界大戦ベトナム戦争イラク戦争の時、何してたんだろう?特に語られなさそうだから前作みたいな活躍を局地的にしてただけかな?
ダイアナが来たスミソニアン博物館には、後にワンダー・ウーマンの代表的なスーパーヴィランチーター〉に変身することになる女性の学者バーバラクリステン・ウィグ)も居た。
彼女はドジで眼鏡でモテないが、常に朗らかで居ようと努めており近所のホームレスのおじさんに食事を届けるほど心優しい女性だった。……正直この序盤バーバラは良いところしかないので彼女がモテない設定なのはかなり無理がある気がした(モテないどころか話しかけても無視されるレベル)、そもそもクリステン・ウィグも美人だしバーバラはこの時点で充分魅力な女性にしか見えない。他人と話せないわけでもないしね。普通にバーバラと結婚したら老人になっても仲良く過ごせそうとしか思えないが……。後で述べるが本作は極めて戯画化された世界であるしバーバラの事は「優しいが冴えないオタク女性」そういう設定なんだ、80年だから皆クールな女性しか好きじゃない世界なんだ、本作のバーバラについてはそんな風に飲み込んで話を先に進めよう。
バーバラはダイアナを食事に誘うがダイアナはそれを断る。ダイアナには何か目的があり、バーバラなんかと話しても何も得るものがないからだろう。
ある日、博物館にFBIから鑑定依頼品がバーバラ宛に幾つか届いた。
その中の一つに神が作った願いを叶える石〉があった。ダイアナが探していたのもこの〈願いを叶える石〉だったため、ダイアナはバーバラを食事に誘い仲良くなる。ある日の夜、バーバラは酔っぱらいにからまれるがダイアナに助けられる。バーバラは強くてクールでセクシーなダイアナにますます憧れを抱く。
博物館でダイアナは「死んだスティーブに再び逢いたい」、バーバラは「ダイアナのような強くてセクシーでクールな女性になりたい」と、それぞれが強く心に秘めていたが〈願いを叶える石〉は二人の願いを勝手に叶えてしまう。
ダイアナの元には死んだはずの最愛の男性スティーブ・トレヴァーが戻ってきた、再会し抱き合う二人。二人はまた力を合わせて悪と闘う。二人一緒なら何でもできる。
またバーバラはワンダー・ウーマンのごとき強大なパワーを得て小心だった性格も自信を得て大胆になる。
願いが叶い、良いことばかりだ、喜ぶ彼女たち。
それにしても、ここでの死んだスティーブがダイアナの元に戻ってくる描写が凄く良かった。知らんハンサムにナンパされたと思ったダイアナが知らんハンサムを叱っている場面でグルーっとカメラが回り込むと知らんハンサムは何時の間にかスティーブになっている。何だかデヴィッド・リンチ映画で起きる超常現象みたいで凄く好みだった。またカーチェイス中のダイアナが車外に出る時にカットが変わると「フレームの端で、何時の間にかワンダー・ウーマンに変わっている」場面もそうだし後で述べるがスティーブが去る時の演出も超最高だった。ダイアナもまた死者の蘇りについて「よかった~」としかリアクションしないところが面白い。原因を探るとスティーブが居なくなってしまうと内心わかっているので深く考えないようにしている。
本作で起こる超常的な出来事はこのように、さらっと何時の間にか起きている事が多い。いや、さすがにワンダー・ウーマンに変身しての活躍はヒロイックに撮っているがヒーロー活動以外の超常現象はこのようにさらっと撮っていて、そして「言わんでもわかるやろ」とばかりに台詞での説明も極力しない。こういう描写は本作で一番いいところだった。ワーナーが口出しまくったはずの前作ではそうでもなくパティ監督が全権を握った本作で、こういった面が目立つのできっとこれがパティ監督の良い持ち味なんだろうな、と思った。
そして以前から〈願いを叶える石〉を探していた口先三寸の実業家マックスウェル・ロードペドロ・パスカル)通称”マックス”も、石のためにバーバラに近づき彼女を籠絡し石を奪取する。
マックスは石に「願いを叶える石よ……私自身を〈願いを叶える石〉にしてくれ」と願うと石は消えた。『アラジン』で言うと、ランプの精に「何個でも願いを叶えられるようにしてくれ」という願いが叶ったような状態だ。

 

 

 

どんな願いも叶える石……、それは地中から巨大な壁を出現させ死人を蘇らせ他人の意思や運命をも自在に操作できる強力なパワーを振るう……エンタメ映画出てくるパワーとしては相当ヤバいくらい強力すぎるパワーだ。サノスのインフィニティ・ガントレットより強力かもしれない。そのパワーを存分に振るうマックスおじさん。
マックスには愛する息子がいて、息子に尊敬されたいマックスは「大人物」になりたいようだ。たとえ神の力を借りても……。
自分自身が〈願いを叶える石〉となったマックスは他人に触れて自分に対して願いを言わせる、その願いを叶える代わりに相手のものを何でも自分のものにできる。
「それが君の願いか、よし叶えた。その代わり君の会社は貰った」「それが大統領の願いですか、よし叶えました。その代わり私の命令を全て従ってください」
あっという間にアメリカを掌握したマックス。
マックス……ふんわりしたさざなみ金髪ヘアの口先三寸の実業家……どう見てもトランプ前大統領を模したようなキャラだ。ストーリーにさほど関係ない巨大な「壁」を作ったりするのでマックス=トランプは恐らく間違いない。ルックスもトランプに寄せてるよな(マックスはDCコミックスの有名キャラだがここまでトランプっぽい見た目じゃないもの)。マックスはやがてTVという当時最大だったメディアを使い国民を操ろうとする、やはりトランプいじりだろうし、それなら本作を大統領選前に公開したかったんだろうな。
マックスを追うダイアナとスティーブ、それを阻止するのはワンダー・ウーマンのごときパワーを得たバーバラ。彼女は唯一自分を求めてくれたマックスを護ろうとする。闘うダイアナとバーバラ。
邪神が作った〈願いを叶える石〉、それは「願いを叶える代わりに他の大事なものを失う」というデメリットがあった。ダイアナ……ワンダー・ウーマンの場合パワーが半減してしまった。……この辺けっこう分かりにくかったな、完全にパワーが無くなったわけじゃないんだよね、銃で撃たれてもまるで平気だったのが「イテッ!」って感じになったり、人間には圧勝できるが自分と同じパワーを得たバーバラには負けちゃうくらいパワーダウンしている。だから「強さが半減した」と捉えた。
バーバラの場合、他人を思いやる優しい心やユーモアを失ってしまった。『AKIRA』で言うと鉄雄が超能力を得て調子に乗り、憧れていた金田を倒してコンプレックス解消しようとするくだりやな。
バーバラに破れたワンダー・ウーマンは彼女に「貴女は他人を思いやる優しい心やユーモアを無くしてしまった、それでいいの?」と嘆く。バーバラはドキッとした顔を見せるが、もう今さら引き返せずマックスに続く。
だがバーバラも実際のところマックスが自分に近づいたのは、自分じゃなく石が目的だったと当然気づいただろう。だが自己実現のためにマックスの道に続こうとしている。
ダイアナに「パワーの代わりに優しい心を失った」事を憐れまれたバーバラ、確かに以前のバーバラの方が良かったが、バーバラの身になって考えると「その他人を思いやる優しい心やユーモアで良いことなんて一つもなかった」って事だろう、せいぜいホームレスのおじさんに感謝されたくらいか、そもそもそんな正論を言うダイアナだってバーバラの食事の誘いを断ったがバーバラが石を鑑定し始めたた途端、石目当てに自分に近づいたではないか、そしてダイアナもまた死んだ恋人を願いによって取り戻している、バーバラがダイアナに説得されなかったのも無理はない。
マックスはTVのネットワークを使いアメリカ国民の願いを全て叶えそして己を超えたパワーを得ていく。そしてバーバラの「他の誰にも似てないパワーがほしい」という新しい願いにもパワーを与え、バーバラは怪人〈チータ〉となる。
バーバラに敗北したダイアナは正義をなすため、今まで心の隅に追いやって考えないようにしていた「スティーブの再生という願いを無かった事にする」を実行する。そもそも蘇ったスティーブは、この敗北のちょい前から「俺って生き返ってよかったのか?」と自分から口にしていた、ここでもダイアナを説得したのもスティーブで、女神ダイアナを超えるスティーブの聖人ぶりには痺れたね。せっかく生き返ったのに「俺は死人だ。俺が生きてることは世界のためにならないから消してくれ」とさらっと言うんだもんな。もしヒーローになったらキャップとトニーが合体したようなヒーローになれそうだ。そしてダイアナがスティーブにキスして彼の生存を諦めるとスティーブが街の雑踏に消えるシーンがめちゃくちゃカッコよかったんだ!これが。全然顔のアップとかしないしパティ監督のこういう演出いい。幼い時にズルして母親に注意されたアバンが生きる展開だしスティーブの言葉を思い出してダイアナの単独飛行が可能になるシーンも良かったですね。本作でパワーを使う場面はおとぎ話めいていて、スーパーマンや他のヒーローとの差別化できててよかった。前作では女性である事以外は大して特色なかったけど本作で一気に、一番ファンタジーでメルヘンなスーパーヒーローとして色が出た。
かくして弱みを捨ててパワーを取り戻したダイアナは女神の先輩が作った黄金聖衣を着てマックスのもとに突撃。チーターとなったバーバラを見たダイアナは「……バーバラ、貴女どうしちゃったの?」と元善人の悪人が一番傷つきそうな事を言うワンダー・ウーマン。ワンダー・ウーマンが説得してもバーバラは「いっつもいっつも私を子供扱いしてえええ!」と言うこと聞かないけど正直バーバラの気持ちわかりますね笑 ダイアナは正しすぎるんだよね。以前から眩しすぎるダイアナが道を踏み外した者に正論をぶつけまくる……これね、悪人が本心では「こんな事やめたい、誰か止めてほしい」と思ってても止める事できませんよ、ダイアナみたいな物言いの正しい人に対しては……。説得が効果を発揮しないのでダイアナは「だめか。じゃあ仕方ないわね」とバーバラを水没&感電させて打倒するワンダー・ウーマン。ここバーバラが死んだように見えてビビった。……確かに最初から最後まで悪いのはバーバラなんだが、それにしても何だかあまりに容赦なさすぎてバーバラが可哀相になった。そしてチーターとしての強さが一切見せられなかったからワンダー・ウーマンを倒す場面で既にチーターにしとけばよかったのに、と思った。
そして神の如きパワーを得て手出しできないマックスの倒し方も実にスマートで良かったですね。さっきのバーバラの倒し方も怖かったし「ダイアナとマックスウェル・ロードといえば首コキャ」なので僕はてっきり「マックス自身が石って事は首コキャ来る?坊やがいるのにやめてよ」とビビってたので、そうはならず良かったです。
この映画、最初から最後まで凄く戯画化された世界って感じの描写で、全体的に30分の魔法少女アニメっぽかったですね。
登場人物は皆、良いやつは良いやつ、嫌な奴は嫌な奴、酔っぱらいは酔っ払い、そんな一面しか持ち合わせてないみたいに見えるし、ものの数分で世界が終わりかけたり逆に数秒で世界が元に戻ったり……、本作が「1984年」なのも大して意味がないと思ってたけど、こんな戯画化・単純化された世界や描写するために80年代という(今となっては)特殊な印象の年代にしたのかもね。他に理由ないでしょ、別にジョージ・オーウェルの『1984』っぽい要素もマックスのTV洗脳くらいしかないし。
色々あって元通りの平和な世界に戻った。マックスは自分が駄目な嘘つきであることを スティーブのことが心残りで66年間足踏みしていたダイアナも66年ぶりにやっと一歩進めたようだ。
ただし悪い事したバーバラはどっかの崖に捨てられたまま物語は終わった。
……確かにバーバラは悪いことしたしダイアナは正しい。だからバーバラなんかフォローしなくてもそれはダイアナの自由……なんだけど、何か一言くらい声かけてあげても良くない?三作目でチーターが再び襲ってきても無理ないよね。何度も言うように、バーバラが100%悪いしダイアナは出来る範囲で親切にはしてたと思うんだけど、それにしてもバーバラの心の中を最後の最後までわかってないまま終わったよね。ラストのバーバラも全くスッキリしてないままだよね。
太陽(ダイアナ)に憧れたバーバラが太陽に近づこうとマックスという近道でズルした結果、太陽に怒られて友情も恋愛も終わり、ただそれだけ。本当に何度も言うようにバーバラの自業自得なんだけど可哀相だ。俺はバーバラに感情移入してるのかも。
何かこの辺がガル・ガドット版ダイアナの特徴なのかもね?コロナでロックダウンが始まった時、ガル・ガドットと何人かのセレブ仲間がインスタで「私たちが『イマジン』歌ってあげるから心を一つにして!」って言って「え……お花畑なん?」とアメリカ本国で顰蹙を買ったのが俺も凄く心に残った。ガル・ガドットは一応、ポジティブな事をしようとしたので糾弾とかする気は無いんだけど「この人、良いことしようとしてはいるけど、これほどまでに大衆の心がわかってないタイプだったんか……」と、悪いことしたセレブ以上に何かガッカリするものがあった。本作、終盤でマックスを説得するダイアナ観てたら「あぁガル・ガドットもこの終盤みたいな気持ちで国民に訴えかけたのかもね……でも伝わらないよね」と思いました。何か本作の正論のみで悪人を殴るダイアナと現実の良いことしようとしたが全く国民に伝えられないガル・ガドットが凄く重なって見えました。わかる?俺が言いたいこと。
恐らく完結編となるであろう三作目で「完璧なダイアナは道を逸れてしまう人の心を(具体的に言うとバーバラみたいな人の気持ち)を理解することができるのか?」「ダイアナは何の目的がなくてもバーバラと食事に誘う日が来るのか?」「バーバラは再びダイアナと友達に戻れるのか?」僕的には、そこに注目です。ワンダー・ウーマン好きだったけど映画のキャラとして観ると完璧過ぎるし、映画のキャラとして「女性ヒーロー」って部分以外は時代にも大してコミットしてない気がするんですよね(だから今回も80年代が舞台の戯画化された話にしたんだろうしね)。だから、もうダイアナっていうより、ダイアナがバーバラみたいな人と心を通わせられるのか?って事しか興味が残ってないというか。そういえば一作目の毒お姉さんヴィランも捨て置いたまま終わったな。ジャスティス・リーグとの出会いでダイアナも正しいこと以外の大事さが理解できるといいが……。またパティ監督がダイアナをこんな感じで描くのもわざとなのかどうなのかも謎だな。それは三作目でわかるだろう。
ダイアナの余裕のない正しさは気になったものの全体的に面白かった。前作よりずっと面白かったので前作もパティ監督が全権握ってたらもっと良かっただろうという事もわかったね結果的に。

 

 

 

そんな感じでした

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映画『ワンダーウーマン 1984』オフィシャルサイト
Wonder Woman (2017) - IMDb

www.youtube.com

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