gock221B

映画やドラマの感想ブログ 😺🐱 殆どのページはネタバレ含んだ感想になってますので注意 😺 短い感想はFilmarksに https://filmarks.com/users/gock221b おしずかに‥〈Since.2015〉

「ツイン・ピークス The Return (2017)」第3章/クーパー、裕木奈江の助けで25年ぶりに現世に帰還

f:id:gock221B:20170703164338p:plain
原題:Twin Peaks: A Limited Event Series (Part 3) 通算第33話
監督:デヴィッド・リンチ 
脚本:マーク・フロスト、デヴィッド・リンチ 制作国:アメリ
配信局:Showtime 放映時間:59分 シリーズ:「ツイン・ピークス」シリーズ

 

 

 

前回までの「ツイン・ピークス」は‥
★ルース・ダヴェンポート殺しの容疑者ビルの妻フィリスが、クーパーの悪のドッペルゲンガーに殺害される。彼は連れ回していた女ダリヤも殺害しシャンタルという仲間の女に処分を頼む。
★ブラックロッジに囚われていた本物のクーパー捜査官は、ローラ・パーマーや片腕の男マイクや「腕(踊る小人が進化した存在)」たちの助力もあってブラックロッジを25年ぶりに脱出する

 

※ネタバレ全開です 

 

新しい異次元空間
f:id:gock221B:20170831121852j:plain
前回、ブラックロッジを脱出→宇宙っぽい空間→NYの「ガラス箱の部屋」‥を通過した本物のデイル・クーパーカイル・マクラクラン)は再び宇宙空間のような空間を落下中。
落下した先はブラックロッジとは違う新しい異次元空間。
建物があった。空は曇天で、建物の前には海が広がっている。
建物の中に入ると、暖炉とソファー、そして壁に設置されたイレイザーヘッドめいた謎の機械があった。
ここがどこかよくわからないので、今は外宇宙と呼ぼう。
f:id:gock221B:20171120003409j:plain
部屋には、喋ることができない日本人の目のない女性(裕木奈江)がいた。
クレジットで役名を見ると「naido(ナイドー)」とある。
※追記:裕木奈江さんのツイートによると「瞼を縫い閉じられた女性」という説明があったそうなので恐らくnaidoの瞼の下には普通に眼球があるのだろう。「naido」という重要な意味について裕木さんはリンチから「重要な意味があるけど絶対に他人に言ってはいけない」という条件で聞いたため今後も明らかにできない模様
インランド・エンパイア」に裕木奈江が出た時、彼女はテリー・クルーズのパートナーのホームレスみたいな役で訳の分からない事を言っていた。「フリークスや気が触れた者好きのリンチは、裕木奈江‥白人に比べて異常に若く見える日本人女性をフリークスとして捉えてるな」と思った。だから本作のキャストに裕木奈江がいると知った時も「裕木奈江はブラックロッジ住人の役とか、普通じゃない役に違いない」と思った。ブラックロッジ住人じゃなかったが普通の人間じゃないのは当たった。しかし目を覆っているので誰だかわからないのが残念だ。
裕木奈江はクーパーを先に進ませないようにしてたが、クーパーの意思が堅いと見るや協力しはじめクーパーを階上へ連れていく。
部屋から階上に出ると、四方八方を宇宙空間(のような空間)に囲まれており、今まで居た部屋は倉庫くらいの小さな箱の中になっている。建物の入り口に入る前と屋上から出た後は別の空間に繋がっている。
naidoはそこにある現代美術めいた醜い機械のレバーを引くと、彼女は感電して宇宙空間のような空間に落下していく。
そして宇宙空間に行方不明の(というかクーパーのドッペルゲンガーに殺された疑いのある)ガーランド・ブリッグス少佐の顔面が宇宙を漂い「青いバラ」とクーパーに告げる。
f:id:gock221B:20171119184115p:plain
青いバラとは劇場版にて動作だけでメッセージを告げるFBIの赤髪の女性が示していた符号だ。FBI内でゴードンなど一部の者だけが使っているが未だ謎
部屋に戻ったクーパー。そこには中年の白人女性がいた。
f:id:gock221B:20171120003133j:plain
※追記:後でクレジットを見てわかったが、彼女はローラ・パーマーが殺された時に一緒に居た援交女子高生ロネット・ポラスキーを演じていた女優だった。しかしこのキャラは役名が「アメリカ人女性」となってるのでロネット本人ではないらしい。同じ女優をわざわざ別人にしたのは意味ありそうだが今はわからない
ロネットっぽい顔の女はブラックロッジ住人のように逆回転喋りで喋る。
クーパーに「急いで先に進め」「私のママが来る」というような事を言う。
確かに、さっきから何者かが戸をノックしている。ママとは何者なのか。
真夜中の弥次さん喜多さん」でこんな場面あったな。
クーパーは靴を落としながら壁に設置されたイレイザーヘッドめいたコンセントのような謎の機械に吸い込まれていった。
 


サウスダコタ州バックホー / ネバダ州ラスベガス / ブラックロッジ
f:id:gock221B:20170831212530p:plain
サウスダコタ州のハイウェイ🚙
クルマを運転中のクーパーの悪のドッペルゲンガーは気分が悪くなり嘔吐して車は横転。
恐らく本物のクーパーがコンセントに吸い込まれて現世に還ろうとしている影響だろう。
ドッペルゲンガーのクルマの‥なんというか穴?クルマに付いてるライター的な穴にやたらカメラが寄ってたのは、こっから真クーパー出てくるかもよ~的なやつか。
横転した車の前にブラックロッジのカーテンが浮かんだり消えたりしている。
そのままドッペルゲンガーは失神して、警察に保護される。
ネバダ州ラスベガス:一軒家🏠
悪のドッペルゲンガーとはまた別の、少し太ったクーパーの容姿と同じ声を持つ第三のクーパーが登場。
娼婦らしき黒人女性、自称ジェイド様と楽しんだ後のようだ。
クーパーよりもロン毛で派手なスーツを着ておりフクロウの指輪を付けている。女好きでチャラチャラした男という印象。真面目な本物のクーパーの印象から遠い。
第一話のガラス箱の部屋で殺されたカップルの女もセクシーな裸を晒していたがジェイド様も裸だった。どちらも凄くエロくてカッコいい身体を意味なく晒していて、リンチの精力は未だ健在だなと思った。
この3人目のクーパーはダギー・ジョーンズカイル・マクラクラン)。
ダギーは、ジェイド様がシャワーを浴びている間に、悪のドッペルゲンガーと同じように黄色と黒の吐瀉物を吐いて昏倒。この世から消える。
ブラックロッジ
次の瞬間、ダギーはブラックロッジに居た。
片腕の男マイクはダギーに「お前は利用されるために作られた存在だ」と言う。
ダギーの左手が収縮していき、ブラックロッジの指輪を残してダギーは黒い炎となって焼失。
後には金の玉だけが残った。指輪と金玉を回収するマイク。
※追記:現在ドッペルゲンガーが使用しているクーパーのボディに本物のクーパーが戻ってきたら自分がブラックロッジに送り返されてしまう(たぶん)。
だからこのダギーとは、悪のドッペルゲンガーが用意した真クーパーが現世に戻ろうとした時に強制的にそっちに入る用のドッペルゲンガーだったんだろう。悪のドッペルゲンガーにとっての避雷針みたいなもんか。
そもそもツイン・ピークスの指輪って何のためにあるアイテムだったっけ‥。忘れた。いや、まだ謎だったような気もする

ネバダ州ラスベガス。さっきのダギーが消えた部屋🏠
コンセントの穴から本物のクーパーが出現。
本物のクーパーはダギーと入れ替わる事で25年ぶりに現世に帰還できた。
ダギーのほうが若干ふっくらしていた以外は顔がほぼ同じなのでジェイド様もクーパーをダギーとして接している。
通りではライフルでダギーの命を狙っている男たちがいた。ダギーも命を狙われるような人間だったらしい。
近所の家で「119!」を連呼する子連れのジャンキー女性もいる。

 

ワシントン州ツイン・ピークス🗻🗻
f:id:gock221B:20170831122132j:plain
ツインピークス保安官事務所👮
ローラ・パーマー事件の時の証拠品を広げて丸太おばさんの丸太のお告げに繋がるヒントを探すホーク保安官補長アンディ・ブレナン保安官補受付嬢ルーシー
25年前、ローラの部屋から押収されたチョコレートを食べてしまったとルーシーが嘆くギャグシーン。今回ハリーが出ないので、ホークが一人でツッコミ役と乗っかり役の2つをやってて大変そうだ。
デヴィッド・リンチがよくやってた、田舎者や善人過ぎる者や認知症の老人や気狂いやジャンキーやフリークスをいじる牧歌的なギャグシーン久しぶりに見た。このリンチだけにしか出来ない天然いじりはブコウスキーのそれに匹敵する上手さ。僕は2人の作家の天然いじりから多くの影響を受けた。
この場面は警察官が揃って「行方不明となったらしい誰だかよくわからない人物に繋がるらしい何だかよくわからないもの探している」という気が遠くなるようなシーンでもあった。
★森🌳
ローレンス・ジャコビー
が第一話で買った大量のスコップを金色に塗装している。
自作の「スコップ塗装マシーン」を使ってることから見て、よくやってるらしい。
ジャコビーの世界に全く入っていけないので、そろそろ何をしてるのか教えて欲しい。海外のネットでは「ジャコビーは最終回までシャベルを塗装してるだけでは‥」とネタにされていた

 

 

ネバダ州ラスベガス
f:id:gock221B:20170831122503j:plain
「シルバー・マスタング・カジノ」❼❼❼
ダギー(クーパー)をカジノに連れてきてくれたジェイド様は、ダギー(クーパー)に5ドル渡して去っていった。
クーパーは25年ぶりに現世に帰ってこれたが記憶喪失‥というか殆ど何も出来ないレベルのアホになっていた。
ダギー(クーパー)はジェイド様に貰った5ドルでスロットマシンをプレイしようとするが、クーパーには当たりが出るマシーンがわかる(当たりが出るマシーンの上にブラックロッジの幻が見える)
次々とジャックポットを当てるクーパー。当たる度に「ハーローォ!」と絶叫。
つられて近くにいた汚いババアも大当たり。良かったね。
本来のクーパーが好きなので早くこのアホ状態を脱して欲しい。いや、まずは現世に戻ってこれた事を喜びたい。第1話を観た時「ひょっとしてクーパーが最終回までブラックロッジにいる可能性もあるかもしれない」と恐れていた。それよりはマシだ

 

FBIフィラデルフィア支部ワシントン州ツインピークス🗻🗻
f:id:gock221B:20170831122853j:plain
★FBIフィラデルフィア支部🏢
FBIのゴードン・コール副所長デヴィッド・リンチ)、鑑識官かつアルバート・ローゼンフィールド捜査官ミゲル・フェラー)。
お気に入りのガムが新しくなってカムバックした。
ちなみにミゲル・フェラーは本作を撮影後亡くなったのでこれが遺作。
当時旧シリーズを見ていた僕の、クーパーに次ぐ好きなキャラはアルバートだったので、亡くなったのは残念だがギリギリ本作にアルバート役で出れたのは良かった。
そしてもう一人は新キャラ、タミー・プレストン捜査官(クリスタ・ベル)。
f:id:gock221B:20170831123046j:plain
この美人のタミー役を演じてるのはデヴィッド・リンチがプロデュースした歌手のクリスタ・ベル。いかにもリンチが好きそうなクラシックな絵画的美人だ。
彼らはNYの「ガラス箱の部屋」で見つかったカップルの惨殺死体の件を会議中。
カップルの惨殺死体は前回同様モノクロ処理されている。有料放送なのにわざわざ劣化した加工を施してるWOWOWは一体何なんだ?普段ホラー映画とかは普通に放送してるだろうに。。
ガラスの部屋の持ち主などは一切不明。指紋も残っていない。
部屋を撮影していたフィルムに一瞬、カップルを喰い殺したバケモノが写っていたが、それ以外は謎だ。
バケモノの写真など幾ら映っていても証拠にならないので証拠品とはいえない。
そこへ「サウダコタで25年前に行方不明になったクーパー捜査官が見つかった」という報告が入り、心底驚くゴードンとアルバート
もちろん車で横転した悪のドッペルゲンガーの事だ。
後日、三人は面会に行くことになった。
アルバートは「存在の不可思議な力ってやつは理解不能な謎だな。」と江原正士の良い声でつぶやく。
旧シリーズで好きだった非常にアルバートっぽい遠回しで大仰な言い回し。
なんだか嬉しくなった。
ゴードンの部屋には水爆実験カフカの大きな写真が飾られていた。
ツイン・ピークス:「ロードハウス」🎵
The Cactus Blossomsとかいうバンドのライブシーンで次回に続く
Twin Peaks - The Cactus Blossoms ("Mississippi") - YouTube



▲▲
f:id:gock221B:20170925152746g:plain
そんな感じで、この回はクーパーが不思議な空間を抜けて25年ぶりに現世に帰還する様子が描かれる。
第1話、第2話同様に、説明のない異次元空間、超常現象、もしくは普通の人が普通の事をしていても一体何をしてるかわからないシーンばかりなので曖昧な印象が強かった。
といってもリンチファンなら何となく言いたいことの方向性はわかる。
裕木奈江も見れたし。
ブラックロッジに囚われた人間が現世に還ってくるには、こういう複雑な経路を通らなければ戻れないんだなという事がわかった。


そんな感じでした

★「ツイン・ピークス The Return (2017)」全18話
#1
 #2 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12 #13 #14 #15 #16 #17 #18(終)

gock221b.hatenablog.com━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ 

www.wowow.co.jp

www.imdb.com

Ost: Twin Peaks

Ost: Twin Peaks

 
Ost: Twin Peaks

Ost: Twin Peaks

 

f:id:gock221B:20170819234640g:plain

「ツイン・ピークス The Return (2017)」第2章/ブラックロッジとドッペルゲンガー

f:id:gock221B:20170703164338p:plain
原題:Twin Peaks: A Limited Event Series (Part 2) 通算第32話
監督:デヴィッド・リンチ 
脚本:マーク・フロスト、デヴィッド・リンチ 制作国:アメリ
配信局:Showtime 放映時間:59分 シリーズ:「ツイン・ピークス」シリーズ

 

 

 

前回までの「ツイン・ピークス」は?
★25年前、ブラックロッジに囚われた本物のクーパーと入れ替わって現世に来たクーパーのドッペルゲンガーは25年間この世で悪事を行っていた
サウスダコタ州でルース・ダヴェンポートという女性の頭部、そして身元不明の中年男性の死体が同時に発見される

★NYにある謎のガラス箱の部屋。ガラスからバケモノが現れカップルが惨殺される
ツイン・ピークス保安官事務所のホークは丸太おばさんから「誰かが行方不明。それはクーパー捜査官とホークの先祖に関係する」と丸太のお告げを伝えられる

 

※ネタバレ全開です

 

サウス・ダコタ州バックホー
f:id:gock221B:20170831113757j:plain
バックホーン警察:留置所👮
前回捕まったルース・ダヴェンポート殺しの容疑者とされるビル・ヘイスティングスの元へ妻フィリスが面会に来る。
どうやらビルは本当にルース・ダヴェンポートと浮気をしていたっぽい雰囲気。
殺したかどうかはわからない。多分それは別人な気がする。
浮気を知っていたという妻フィリスは「どうせアンタは終身刑よ!」と罵る。
ビルは「俺だってお前が弁護士ジョージや上司と浮気してるのを知ってる!」と激昂。
どうやら只の爛れた夫婦で、重要なキャラではなさそうな雰囲気。
苦悩する校長の隣の房には全身が、顔も服も全て真っ黒い男がいる。
めちゃくちゃカッコいい!
そして真っ黒い男はふっと消える、人間ではない。こいつの事が知りたい。
校長の妻が帰宅するとクーパーのドッペルゲンガーカイル・マクラクラン)が待ち構えていて、ドッペルゲンガーはフィリスを銃殺。
ドッペルゲンガーが殺しに使った銃は、顧問弁護士ジョージのものらしい。

 


ネバダ州ラスベガス
f:id:gock221B:20170831210326j:plain
★ダンカン・トッドのオフィス🏢
ダンカン・トッドが部下ロジャーに「彼女に仕事がある」と話している
ロジャー、ああいう男を入れるなよ。きみの人生に
よくわからないが描写の前後から、このダンカンとドッペルゲンガーは手を組んでいて、ルース・ダヴェンポートを殺したり、ヘイスティングス夫妻と弁護士などをハメた感じのようだ。ダンカンは嫌そうなのでドッペルゲンガーより立場は下らしい。
このダンカン。どっかで見たことあると思ったら「マルホランド・ドライブ」に出てきた「ダイナーの裏に居る地獄より恐ろしい顔をしたホームレスの顔を見て即死する男」役を演じてた奴だ。
あれは全リンチの面白シーン&怖いシーンBEST5に入るシーンだったし、それに出てた奴だから期待できる。何か面白いリアクションを取る予感。

 


サウス・ダコタ州バックホー
f:id:gock221B:20170831114707j:plain
★ダイナー🍴
ドッペルゲンガー。第一話で連れ出した若い男女レイダリヤ、更にジャックというチンピラを加えた4人で食事中。
クリームコーンを食っている。クリーム・コーンといえばブラックロッジ住人絡み。
そしてどことなく良い人っぽかったトレモンド夫人がクリーム・コーンを嫌っていたし、クリーム・コーンが好き=悪なのかもしれない。
レイは、現在捕まってるビル・ヘイスティングス校長の秘書から情報を引き出すことを命令される。

 


ブラックロッジ
f:id:gock221B:20170831114439j:plain
モノクロだった第一話のブラックロッジと違って、今回は色がついている。
ブラックロッジに囚われたままの本物のクーパー捜査官が座っている。
片腕の男マイクここは未来か、それとも過去か」「誰かがここにいる
次の瞬間、マイクは消えローラ・パーマーが座っている。
二人共、人間じゃないのだが、演じてる俳優は人間なので歳を取っている。
この世界にいても加齢するという設定がメタ的な要素でわかった。
ローラ「貴方はもう行っていい」「私の腕は時々、後ろに曲がる
ローラ私はローラ・パーマー私は死んだ、でも生きてる
そう言ってローラは自分の顔面を炊飯器のようにパカっと開く。かっこいい。
顔の中は光で満ちている。光は善や生者のエナジーなのだろう。
クーパーは言う「(私は)いつ出ていけるんだ
ローラはクーパーにキスして何事か耳元で囁く。
クーパーは「ああ。」と返事。ああ、じゃない教えてくれよ
するとブラックロッジ全体が乱れて、ローラは絶叫して消える。
ブラックロッジのカーテンがめくれ白馬がいる暗闇へカメラが近づき‥
再びマイクが座っててさっきと同じくここは未来か、それとも過去か」と言う。
マイクが「未来か過去か」と訊くという事は、どうやら「マイクが消えて→ローラが喋って消えて→マイク再び出現」という通常の順番でことが進んでるわけじゃないんだろう。この空間は時間と空間が一定の方向で流れているわけではないように見える。
マイクに誘われてクーパーはカーテンの向こう、違う部屋に行く。
そこには脳のような物が付いたシカモアのがいた。
マイク「進化した『』だ
※追記:この木「腕」は、あの踊る小人が進化した存在らしい。小人役の俳優は今回出演しないそうなので苦肉の策で木にした様子(後日、劇場版を観たら小人が「私は『腕』だ」としっかり言っていた)
私は『腕』だ。私はこんな音がする」 木は、いまいましい音を鳴らす
※劇場版を観返すと小人が全く同じ事をしていた
覚えているか、お前のドッペルゲンガー
最終回でボブと一緒に笑って現世に逃げたクーパーの悪のドッペルゲンガーの回想が挟み込まれる。現世で暗躍しているドッペルゲンガーは、やはりあの時の悪のドッペルゲンガーだった。前回でドッペルゲンガーを観てもピンとこない人のためにダメ押しで回想を挟み込んだんだろう
まず彼が戻らねばならない」「そうすればお前が出られる
ドッペルゲンガーがブラックロッジに戻らなければ、本物のクーパーは現世にちゃんとしたかたちでは帰れないという事だろう。

 

サウス・ダコタ州バックホー
f:id:gock221B:20170831114359j:plain
モーテル🏩
クーパーのドッペルゲンガー
。少し前にダイナーで一緒にいた男ジャックから車を借りて彼の顔を掴む。
ジャックはさっきダイナーで一緒に居た犯罪者の1人。
モーテルで連れの女の方ダリヤが、片割れのレイと電話しているところにドッペルゲンガーが帰ってくる。
ダリヤは咄嗟に「ジャックと話してた」と嘘をつく。
ドッペルゲンガーは「レイと会うはずだったが奴は現れなかった」と言い、ダリヤの所持する銃を手にする。
そしてドッペルゲンガーは「ジャックを殺した」と言う。
さっきガレージで殺したんだろう。アイアンクローで
嘘がバレて逃げようとするダリヤだったがすぐ捕まる。
そしてドッペルゲンガーは、ダリヤとレイの電話での会話を録音したものを再生する。
それはレイとダリヤが誰かから「ミスターC(ドッペルゲンガーを殺せ」と言われているものだった。
ドッペルゲンガーは「誰に俺を殺すよう頼まれた?」「奴らは何故おれを狙う?」「俺を殺すと幾ら貰える?」と矢継ぎ早に訊くが、ダリヤは「ミスターCを殺せば50万ドル貰える」という事以外は何も知らなかった。
ドッペルゲンガーは「明日、ブラックロッジという場所に戻されるはずだったがまだ戻れない」「レイは座標について言っていたか?
そして「これを見たことがあるか?」とカードを見せる。カードには角が生えた丸い悪魔のようなマークが描かれたAのトランプ。俺はこいつが欲しい
ドッペルゲンガーは何一つ知らない哀れなダリヤを銃殺する。
すると電話がかかってくる。電話の向こうの男はフィリップ・ジェフリーズ。
それは映画版でデヴィッド・ボウイが演じていたブラック・ロッジ絡みで失踪した元FBI捜査官。ボウイが死んだので本作には同じ姿では登場できないがウインダム・アールや現在のクーパー同様、悪と入れ替わってしまったようだ。
フィリップ「NYで会いたかったんだが、まだバックホーンにいるんだろ?」「ガーランド・ブリッグス少佐に会ったんだろう?」「別れを言うため連絡した。お前が明日戻るなら俺はボブと共にいる
ガーランド・ブリッグス少佐とは前シリーズのレギュラーキャラでボビーの父親、超常現象を調査していたアメリカ空軍の軍人。ブラックロッジと対となる別世界ホワイトロッジへ連れて行かれたこともある。少佐役の俳優も亡くなっているので恐らく登場しない。ドッペルゲンガーが少佐に会った、ということは恐らく少佐はもうドッペルゲンガーに殺されてるんだろう(第一話の、首から下しかない中年男性の死体が少佐のものだったのかもしれない)
ドッペルゲンガーはFBIのウェブサイトにアクセスし、サウスダコタ州のビルが留置されている刑務所のデータをダウンロード。
★モーテル:隣の部屋🏩
に行くと、シャンタル・ハッチンスジェニファー・ジェイソン・リー)というドッペルゲンガーの仲間らしき女にダリヤの死体を片付けるよう命じて更に「ハッチとある場所へ行ってもらう」と命じる。
シャンタルは嬉しそうにOKしてドッペルゲンガーに抱かれる。
ジェニファー・ジェイソン・リーはリンチの世界観にバッチリはまってる。

 

 

ブラックロッジ / ニューヨーク
f:id:gock221B:20170831113933p:plain
★ブラックロッジ
腕「253。何度も何度も繰り返す
何かよく数字を持ち出してくるけどおぼえられない。
「腕」はボブの名を連呼して「さあ行け!」と言う
ブラックロッジに乱れがありマイクは「何かがおかしい」と言う
腕「我が、ドッペルゲンガー
クーパーがカーテンを開けるとクーパーのドッペルゲンガーが、現世の道路で車を運転している光景が見える。
腕が「存在しない!」と叫ぶとブラックロッジの床が裂けてクーパーは落下。
クーパーは宇宙空間のような空間を落下する
★ニューヨーク:ガラス箱の部屋💡
クーパーは現世の、第一話で例のカップルが怪物に惨殺されたガラス箱の部屋の謎の機械の中に出現した。部屋の外では、例のカップルが話している。
どうやら、このシーンは第一話でカップルがモンスターに喰われる直前らしい。
クーパーはしばらく箱の中に居たが、再びワープして宇宙を移動。
クーパーがカップルを殺したモンスターにならなくてよかった。

 

 

ワシントン州ツイン・ピークス🗻🗻
f:id:gock221B:20170831114240j:plain
★パーマー家🏠
若い時から怖い顔してたローラのオカン、セーラ・パーマーが年老いて更に怖い顔になっている。
彼女は肉食動物が他の動物をむさぼり喰っている野生動物の映像を見ている。
夫と娘を亡くした孤独な老婦人がTVを見てるだけなんだが迫力がすごい。

「ロードハウス」🎵
Chromaticsというバンドがライブ中。いかにもリンチ好きするフワァ~とした女性ボーカル。かなり好き
※追記:どうやらリンチが好きなアーティストやバンドが毎回ロードハウスでLIVEする趣向みたい

CHROMATICS "SHADOW"

ダブルRダイナーのウェイトレス、シェリが客として友達と飲んでいる。
シェリーは「娘が変な男に引っかかってる」と話している。
声優は相変わらず榊原良子榊原良子が気のいい姉ちゃんの役してるの聴けるのはシェリー役のみ。

そこへハゲを坊主頭でごまかしているバイカーのジェームズ・ハーリー若い同僚フレディーと入ってくる。ジェームズはシェリーの友達レネーを熱視線を送る。
チンピラの男レッドシェリーに色目を使っている。
※追記:シェリーに色目を使うチンピラは6話、ジェームズが連れてる若者とジェームズが見つめている人妻のことは13、14話でわかる
つづく‥

 


▲▲
f:id:gock221B:20170927150114g:plain
面白かったが、この第2話と続く第3話はドッペルゲンガーやブラックロッジなどの超常現象(クーパーを現世に戻す儀式)に時間裂きすぎで観てると不安になってくるな。
もうちょっと現実世界の割合を増やして欲しい。
北米の視聴率を調べたらこの2話で脱落した層がたくさんいた。恐らく「名前だけよく聞くツインピークスとかいうやつ観てみるか‥」という新規をごっそり振るい落としたんだろう。
だが、3話以降の視聴率は一定なので不思議なシーンを見ても文脈がわかるツインピークス好き又はリンチ好きだけが残ったんだろう。


そんな感じでした

★「ツイン・ピークス The Return (2017)」全18話
#1
 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12 #13 #14 #15 #16 #17 #18(終)

gock221b.hatenablog.com

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━

www.wowow.co.jp

www.imdb.com

Ost: Twin Peaks

Ost: Twin Peaks

 
Ost: Twin Peaks

Ost: Twin Peaks

 

f:id:gock221B:20170815070646g:plain

「マッチポイント (2005)」ネットにはじかれたテニスボールはどっちに落ちるのかわからない

f:id:gock221B:20170813005029j:plain
原題:Match Point 監督:ウディ・アレン
製作国:イギリス/アメリカ/ルクセンブルク 上映時間:124分

ロンドン。野心家で英国上流階級に憧れる元テニス・プレイヤーのクリスは、会員制のテニス・コーチになる。
そこで知り合った大金持ちの息子トムと親しくなり彼の妹クロエと付き合う。
ある日、トムの別荘に招かれたクリスはトムの婚約者であるアメリカ人女性ノラ(スカヨハ)に一目惚れする。

ノラは売れない女優だがセクシー。「私はセクシー」「私は男を惑わせる女」とかドヤ顔じゃなく真顔で堂々と言い放つ。すごい自信だな。。
この時のスカヨハは全盛期の始まりの時で、乳がすげー前に突き出ててケツがすげー後ろに突き出ていて、ほとんど女のパロディみたいなすげえ身体をしている。
クリスはクロエの口添えで、トム&クロエ兄妹の父親の大企業に就職する。
何の学歴も職歴もないのに管理職への一本道が引かれた。社長になれるかもしれん。
クロエはクリスにベタ惚れだし、そこそこ美人でそこそこ優しい。
一見羨ましいがアラサーのクリスにとっては一生(本当は好きでもない)女の世話になって死ぬまでのレールが引かれていて、これはつまらないだろうなと思う。
そんな立場になった事ないし困窮した生活の僕ですらそう思う。
ノラのことが好き過ぎるクリスは、ついに雨の日の畑でノラと一線を超える。
ノラはトム母の「売れない女優なんて!」という反対にあってトムと別れた。
ノラを忘れられないクリスだが、上流階級への道を選び好きでもないクロエと結婚。
何だかもう破滅の足音が聞こえてきてワクワクする。



ノラと結婚したクリスだが街でノラと再開して速攻セックスする。
そしてクロエにベッドに誘われても気乗りしないクリス。
クリスは、しょっちゅうノラと会ってセックスする時だけイキイキしている。
クリスはノラとセックスしたさすぎて仕事をサボったり、ノラのボロアパートの近くで知り合いに見られたりしている。
ノラも「いつクロエと離婚してくれるの?」と言ってくるが曖昧な返事で引き伸ばすクリス。
クリスはノラが好きだが、クロエと離婚したら贅沢な暮らしとも縁がなくなるのが怖い。
そして避妊もせずにセックスしてたせいでノラが妊娠してしまう。
ちなみに本妻クロエには全然妊娠しない。
ノラは「いい機会でしょ、早くクロエと別れてよ!」と叫ぶ
離婚してテニスコーチに逆戻りしてスカヨハと結婚すれば人並みながらも楽しい暮らしができるはずだが、好きでもないクロエの家柄や贅沢を捨てきれないクリス。
正に擁護するところがひとつもない最低な男。
ウディ・アレン本人が演じていたら、そのおかしな雰囲気と「まあ自分で最低な役を書いて自分でやってるんだから許せるよな」と思えるが、ダークサイドに落ちて仏頂面になったユアン・マクレガーみたいな悪役顔のイケメンが演じてるので単純にクリスがくそムカついてくる。
ノラは「私の方からクロエに言ってやるわ!」と言いはじめた。もう後がない‥
クリスは決心する
「‥よし!ノラを殺そう!」
えっ!そんな感じ?!
そんな話だったのか。。
恋愛映画だと思って観てたら、クリスが妙にムカつくから変だなと思って観てたらサスペンスものだったとはね。
クリス1人に否があって、スカヨハや周りの人には一切否がないので変だと思った。


第三幕で、クリスは猟銃による荒い連続殺人を犯す。
しかしクリスはこんな事不慣れなので粗が目立ちすぎる犯行(そもそも浮気がクロエにバレてないのも変だけど)
証拠の品々を川に投げるクリス。するとその一つがテニスのポッチポイントでよくある出来事のように橋の手すりに当たって真上に上昇‥そして地面に落下。
なるほど、これで殺人がバレるわけねと思わされる。
更に「特にクリスを疑ってなかった刑事が夢で、事件の全てのカラクリを解き明かす」
とか、幽霊が出てきたりする。
そしてそれらの出来事を前フリにしたオチが来て終わる。
これは見事に騙されました。。
感想書くならこの終盤の事だけ書くのがいいと思うが、観てない人が感想読んで知ってしまうのは勿体無いので書かないことにした。
本作の次回作が、同じくスカヨハ主演の「タロットカード殺人事件」で、僕はこのタロット‥が一番好きなんですが、本作の終盤起きたあれやこれやがタロット‥で再利用されてました。
どこか姉妹作みたいなところがある。
本作はアカデミー脚本賞にノミネートされたり、人気が落ちてたウディ・アレンの人気が上がったりしてウディ・アレン映画の近年の映画の中では一番人気らしい。
確かに面白かった。でも個人個人の好みによると思うけど、僕はやっぱタロットカードの方が好きですね。
こう言うとアホなのがバレますが、やっぱクリスのツラやキャラが、めちゃくちゃムカつくんですよね。
せめて、愛嬌のある俳優がクリス役だったらよかったのだが、、
その分、間抜けで楽しい要素が多いタロット‥の方が好きですY(わい)

そんな感じでした

「ブルージャスミン(2013)」ウディ・アレン/ジャスミンが話しかける虚空はどこに繋がっているのか - gock221B

「映画と恋とウディ・アレン(2011)」夢は楽しいが正気の沙汰じゃない。だが現実を選べば落胆させられる - gock221B

「マジック・イン・ムーンライト(2014)」ウディ・アレン/せっかくのエマ・ストーン主演作だったがいまいち - gock221B

「教授のおかしな妄想殺人(2015)」ウディ・アレン/最初は可笑しかったが観終る頃には独特の怖さが残った - gock221B

「マンハッタン (1979)」ウディ・アレン/観終わってから前半の何気ない楽しいシーンを思い出すとめちゃくちゃ良いです - gock221B

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ 

www.imdb.com

www.youtube.com

f:id:gock221B:20170813011307g:plain

『ジャスティス・リーグ:ダーク』(2017)/付き添いの父兄みたいなバットマン🦇👻

f:id:gock221B:20170812004918j:plain
原題:Justice League Dark 監督:ジェイ・オリヴァ
製作国:アメリカ 上映時間:72分 シリーズ:DC Animated Movie Universe

 

 

最近ようやくワーナーがDCのオリジナルアニメを邦訳、販売し始めた。
ジャスティスリーグバットマンはめちゃくちゃ出てるので置いとくとして‥まだ一本しか出てないジャスティスリーグ・ダークのアニメが出てたので観た。
このメンツ好きだし、もう二度と出ないようなレア感もある。
これは一言で言うとオカルト版ジャスティス・リーグ
JLは魔法に弱いスーパーマンを筆頭にオカルト系に疎い。
そこでJLでは対処が難しい超常現象に立ち向かうのがJLダーク。
90年台以降DCアニメを発展させ続けた天才ブルース・ティムは本作に関わってない。
DCアニメは静止画だけ観ると描き込み少なくてショボいが、めちゃくちゃ動くし傑作も多いので大人が観てもどれも面白い。
なお「ジャスティス・リーグ:ダーク」は2020年前後に実写映画化される。今んとこ



世界中の人々が突然、周りの人間が皆モンスターに見えるという幻覚を見させられた。
愛する自分の妻や赤ちゃんを殺そうとする事件が相次ぎ、困惑するスーパーマンバットマンワンダーウーマンを始めとするジャスティス・リーグ
街の人達が全員モンスターに見えてクルマで轢き殺してしまったOLが「助けてワンダーウーマン!街が悪魔がいっぱいだわ!」と言いダイアナさんは多くの轢死体を見て
「悪魔は貴女よ」と言い、我に返り呆然とするOL。
ダイアナさんのこういうマジレス大好き。
関係ないけど、このシリーズの彼女の髪型は古臭すぎる。
JL会議でバットマンは言う。
「魔術ならジョン・コンスタンティンの出番だ。」
バットマンコンスタンティンがリーダーを務めるJLダークに近づく‥
JLダーク一本槍で、作品を作るのは危険と感じたワーナーは、JLダークのお守りでDC最大のスター、バットマンを抱き合わせた。
こういう事はよくあってカートゥーンネットワークのTVアニメ「バットマン ブレイブ&ボールド(2008-2011)」では他の(一般人には)マイナーなDCヒーローに、毎回一話完結でバットマンが付き添いで登場して、バットマンじゃない方のマイナーDCヒーローを活躍させてDCヒーロー普及のためのアニメもあった(ちなみに凄く面白い)


無敵のジャスティス・リーグも黒魔術には対抗できない。
バットマンはJLダークのメンバーを集める(その都度、彼らのオリジンや能力も軽く紹介してくれる)このOVA版のメンツは‥

バットマン
ダークのキャラをよく知らない一般人向けの客寄せ。
そしてそんな人が感情移入して観る「普通の人間」のポジション。
魔術の事をよく知らないので始終「hmm...(うーん)」と唸っているだけ。長官ポジション
今回は魔法絡みだから只の付き添いだがアニメ版の彼は殆どドラえもんの領域に入っており、ベルトのガジェットを敵に投げればどんな敵も大抵倒してしまい異常に強い。敵に操られたグリーンランタンとタイマンして瞬殺する凄いシーンがある(物理的戦力差で言えばミスターサタンベジータを瞬殺するようなもの)


ジャスティスリーグ・ダーク

★ジョン・コンスタンティン
魔術探偵。JLダークのリーダー。
魔術も使えるが直接的に超強いわけではなく、探偵らしく推理したり魔術知識を活かして的確な魔導具を使ったりコネで強力な味方を呼んだりする頭脳労働担当。
しかし結局これが面白い。そしてアメコミ世界ではトンチ最強なのだ。
敵がどんなに強力な、平行世界全てを操れる神だろうが悪魔だろうが人間ヒーローの信念とトンチの前には最終的に敗れる。
皮肉屋イギリス人で、敵や悪魔や悪霊は勿論、味方のキャラみんなに嫌われている。
愛煙家だが、煙草にうるさいアメリカアニメなので全然煙草吸わない。
スワンプシング」の脇役キャラだったが人気が出たアラン・ムーアが創り出したキャラ
キアヌ・リーブス主演で映画化された(数年前にドラマ化もしたが秒速で打ち切られた)

ザターナ
普段は大人気マジシャンをしている魔法使い。
言葉を逆さから発音することで強力な魔法を放つチームの攻撃力担当。
殆ど何でも出来る勢いで、めちゃくちゃ強い(敵に操られて凶暴化したスーパーマンワンダーウーマンというDC最強コンビを数秒で無力化する)
最高に魅力的でDC女性ヒーローの中でもかなり好きな方。
コンスタンティンと付き合ったり離れたり繰り返している。
コンスタンティンを嫌っているが本当は大好きというツンデレUSA。
昔は、耳と尻尾のないバニーガールみたいなセクシーな格好だったがポリコレの波のせいか普通っぽいコスに変わった。
絶対に昔の方がセクシーさや魔法っぽさもあってよかった

デッドマン
5年前、サーカスの空中ブランコ乗りボストンが殺されて幽霊になった。
幽霊なのでバットマン等のオカルト弱者にはデッドマンの姿も声も認識できない。生者に憑依できる能力があるので常人と会話する時には人間に乗り移る(コンスタンティンの魔術を付与されると普通に喋れる)
死んでるがお調子者のJLダーク№3。バットマンのファン

エトリガン・ザ・デーモン
中世の立派な騎士ジェイソンが瀕死となった時に魔術士マーリンが呼び出してジェイソンと合体させられた悪魔。
普段はジェイソンの姿だがエトリガンに変身することで怪力、超回復、火炎、魔剣、テレパシーなどの強力なパワーを発揮する。
冒頭の魔界ポーカーの件でコンスタンティンに怒っている。

スワンプシング
植物学者アレック・ホランドが薬品を浴びて沼に落ちて植物生命体になった。
植物を操ったり、植物をつたってワープする凄い能力がある。
別にJLダークのメンバーではなくゲスト出演した感じ。
アラン・ムーアが語り直したオリジンは「実はアレック本体はもう死んでて、自分をアレックだと思い込んでる植物」というものが人気出た。
通称”ザ・グリーン”
一言で言うと植物フランケン。コンスタンティンを嫌っている。

▲オーキッド
コンスタンティンの幽霊屋敷「ハウス・オブ・ミステリー」。
その屋敷の持つ魔力が女性の形になって出現した存在。
各キャラのレビューをしてくれる。
リッチー
コンスタンティンの親友。神秘的な遺物の収集家。
魔法の病気にかかって弱っておりコンスタンティンを嫌っている。

バットマンコンスタンティン、ザターナ、デッドマンの一向は病院に行き、コンスタンティン&ザターナはリッチーから受け取ったキシャンティの鍵を使って狂気に囚われて家族を殺した男の意識にダイブする。
一方、敵の黒魔術によって病院の下水から大量のウンコが飛び出して「もののけ姫」のタタリ神をパクった動きで暴れ始める(こんな汚い敵は初めて見た)
デッドマンとバットマンは苦戦するが(彼らにはウンコ魔獣を倒す手段がない)現世に戻ってきたザターナが魔法で瞬殺する。「hmm...」と納得いかない唸り声を出すバットマン
それにしてもコンスタンティンが何かする度にバットマンに「お前にはわかんないだろうけど‥」「タイツ着た奴はこの件じゃ役立たずだ」などと皮肉を言ってるのでバットマンもそのうちキレるんじゃないかと思った。
その後ジェイソン(エトリガン)と会って、ホランドスワンプシング)と会って‥

‥と、ダークヒーローが出てくる度に、彼らのオリジンや能力を紹介しながら、次の目的も教えてくれるというゲームみたいなお使い展開だが凄く面白い。
DCアニメは、観てると自分がアメリカの古き良きオタクになったような楽しい気分になる(ケビン・スミスみたいに太って黒Tシャツに眼鏡かけた姿を想像)
最新の映画みたいに、世間に影響を及ぼす新しい価値観や概念だとか発見などは全くないが、今まであったものを全力で提供してくれる感じの楽しさ。
とにかく凄く動くし、展開が早くトンチがきいている。
とにかく出てくるものが、バットマンバットモービルや不思議道具、魔法や悪魔、セクシーな女性、皮肉めいた冗談、突然の死‥など、古き良きオタク中年独身男性が好きなものが全部詰まっている。

いくつか適度などんでん返しを繰り返して終わる。
最初は圧倒的なパワーのラスボスにいいようにやられていたが、コンスタンティンのトンチで逆転。完全に勝った状態で「一応言っておくがお前は完全に負けたぞ!」とか言い放つのですっきりする。
結構大きなトピックも何人かのキャラに起こるのだが、いいのか?と少し思った。
そしてザターナとバットマンに無力化させられたスーパーマンワンダーウーマン、グリーンランタンらが放置されたままアニメが終わってしまったのが笑った。
楽しかったのでダークの続きもまたリリースして欲しいものだ

 


そんな感じでした

gock221b.hatenablog.com

gock221b.hatenablog.com

👻🦇👻🦇👻🦇👻🦇👻🦇👻🦇👻🦇👻🦇👻🦇👻🦇👻🦇👻🦇👻🦇

warnerbros.co.jp
www.imdb.com

www.youtube.com

f:id:gock221B:20170812044902g:plain

『アウトレイジ』(2010)、『アウトレイジ ビヨンド』(2012)/キャラ名を把握して再見したら、より面白かった🔫

f:id:gock221B:20170808202108p:plain

もうすぐアウトレイジ 最終章 (2017)」が公開されるが「アウトレイジ (2010)」「アウトレイジ ビヨンド (2012)」の「あのキャラ死んだっけ?あいつは最終的にどうなったんだっけ」という細かいところを殆ど憶えてないなと思ったので久々に通して観てみた。

 

🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫

 

アウトレイジ (2010)」
f:id:gock221B:20180807185455j:plain
監督&脚本&主演:北野武 製作国:日本 上映時間:109分
シリーズ:「アウトレイジ」トリロジー

 

ざっくり言うと、
関東の巨大ヤクザ組織・山王会(会長・北村総一朗、若頭・三浦友和)が、傘下の小さな武闘派の大友組(組長・たけし、若頭・椎名桔平加瀬亮)を使って、最近力をつけてきた傘下No.2池本組(組長・國村隼、若頭・杉本哲太)と、違法薬物の売買をしてるので快く思っていない無所属の弱小組織・村瀬組(組長・石橋蓮司、若頭・中野英雄)を互いに争わせて弱体化させようとする話。
そこに若干の裏切りや下克上が絡んでくる。
‥と、こうあらすじを書くと、三国志や戦国ものや政治や経営の権力争いやママ友同士のマウンティング合戦にも通じるし、「HUNTER×HUNTER」で今やってるカキン王位継承編などが好きな人も楽しめそうな普遍的な、万人が好む裏をかき合う系エンターテイメント作品なので大ヒットした理由もわかる。
しかし北野映画なので痛そうな残虐シーンが多いのが特徴。
正直言って、この映画は今までの北野映画よりも台詞が多くて、ぐっとわかりやすくしてくれてるのだが、人名が「加藤」だの「村瀬」だの異常に普通っぽいものが多く、それをボソボソと密談で相談してるため最初観たときは誰が誰をどうしたいのか今どういう状態なのかよくわからなかった。

群像劇の形を取っているが一応、たけしが所属する武闘派やくざ集団、大友組(たけしや椎名桔平)が主人公ポジションと言える。
昔の任侠映画のような仁義などは当然持ち合わせていないが、他のずる賢い強キャラやくざ達に比べると、実直に力押ししてるだけのたけし達は「古風なヤクザ」と言える。主にたけしに忠誠を誓うカッコいい椎名桔平の腕力で中盤まで無双するが、力押ししてるだけなので後半ではハメられたり前半のつけが回ってきたりして貧乏くじを引かされる。
こう書くと、大友組は我ら一般庶民が感情移入して観れる主人公として申し分ない組織だったと言える。

それまでの監督主演作での主人公たけしはイーストウッド同様、神性のようなものを纏った厭世感漂う死を恐れない超人たけしを演じていた。しかし本作では、中間管理職的な普通のヤクザ「大友」を演じたので、今まで北野映画を観てた人たちを驚かせた。
過去の北野映画のノリだったら「良いように使われてる事に腹を立てた主人公たけしが暴走し始め、目上の奴らも片っ端から殺していくも最終的には巨大勢力に滅ぼされる‥だけどたけしは死にたがってるから別に殺されてもバッドエンドではないのでした~(おしまい)」というナルシスティックな展開になりがちだった。
本作の大友(たけし)は今までの北野作品のたけしではなく「ただのヤクザ大友」なので暴走らしい暴走は目上の池元組長(國村隼)殺害にとどまり、山王会には牙を剥かず最終的に生き延びようとする。ここが今までの超人たけしと違う。たけしと言うよりあくまでも只のヤクザ大友。

しかも大友はお飾りの主人公にしか過ぎず、ストーリーも過去作の様にたけしの死生観中心に動くわけでもなく、たけしのキャラは群像劇の中の一人にしか過ぎなかったという新しい北野映画だった。
その冷たさがカッコよくて特に前半が凄く面白かった。
その反面、面白アイデア残虐殺害があまりに連発されたせいで徐々にコントっぽく見えてきたりもしたし、中盤のアフリカン黒人を使ったカジノ経営編はあまり笑えない上に丸ごと要らないし(あのアフリカ出身の黒人が何で寝てるだけの蛇があんなに怖いのか謎だ)、後半の全滅エンドも過去の北野ヤクザ映画でよくあった敗戦処理的に殺されていくノリ。この流れ作業的に殺されていく流れ、たけし本人は恐らく無情さを出したくてコレよくやるんだろうが僕はあまりハマったと思ったことがない。
まとめると、全体のテイストと前半全部とオチは良いけど、中盤から後半にかけてが好きじゃない感じだった。作品内での高低差が激しい。
だが良い部分はめちゃくちゃいいので「ビヨンドよりこっちの方が好き」という人の気持もわからないでもない。特に大人っぽいヤクザ映画が好きな人はや椎名桔平加瀬亮のファンなどはこっちだろう。
それにしても椎名桔平を本作でリタイアさせたのは勿体なかった気もする。

 

🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫

 

アウトレイジ ビヨンド (2012)」

f:id:gock221B:20180807184909j:plain
監督&脚本&主演:北野武 製作国:日本 上映時間:112分
シリーズ:「アウトレイジ」シリーズ

 

続く「アウトレイジ ビヨンド (2012)」。
今回はまず「エンターテイメント映画のお約束をあんなに嫌っていたたけしが続編を作るとは」というところで驚かせられた。

下克上を果たして山王会を我が者として成り上がった加藤(三浦友和)石原(加瀬亮)。その力は五年経って政治の世界にも及び始めた。
前作から引き続き登場のマル暴の片岡刑事小日向文世)は、山王会と持ちつ持たれつでやっていたが、さすがにそこまで力をつけた山王会を何とかしたい。
そこで片岡刑事は、山王会内で新参の上司である石原にイラついてくすぶっていた古参幹部の仲良し三人組(中尾彬名高達男光石研)に目をつけ彼らを、関西の巨大暴力団花菱会神山繁西田敏行塩見三省)に引き合わせ、花菱会+山王会古参組を山王会本体にぶつけようとするが古参幹部達はヘタレなので上手くいかない。
そこで片岡刑事は、大友(たけし)を仮出所させ、前作で大友が潰した元池元組の木村中野英雄)と組ませるが、大友はこの世界に疲れてしまっていて山王会を殺る気は失せていた。
だが勝手に大友を恐れた石原が大友を狙う。そして復讐に行った木村の弟分の不良青年たちが惨殺された事で大友と木村に火が点く。
大友&木村は根性を見せて花菱会の強力なターミネーター数体を借りて山王会へのリベンジを果たそうとする。


前作よりも更にわかりやすくなった代わりに、
前作の冷たさと残虐描写祭りは無くなり、主人公のたけしと木村は明確に良い奴として描かれている。
前作では使われるだけだった大友(たけし)は、動機が前作のように処世や損得ではなく「仇を討つ」「汚い奴らを討つ」というヒーロー性も獲得したキャラクターになったため、明確な痛快エンターテイメントへと変わった感があった。
本作の大友は、前作の中間管理職的「普通のヤクザ大友」ではなく超然とした、大友というよりも「たけし」と呼びたい感じの往年のたけしキャラになっていた。
仮出所するが、ヤクザ世界での権力争いに興味を持てなくなっていた大友は、片岡刑事の煽りに乗る気もなく、知り合いの大物韓国フィクサーのところに身を寄せようとしている。
そして接待要員の美女を退ける(ここで恨みを晴らす気もなく出世欲もない上に性にも興味ない事がわかり「ただのヤクザキャラ大友」ではない、幽霊のような男である事がわかる)。そしてソファーに座って何もない前方の宙空をぼーっと見る‥という過去の北野作品によくあった仕草を再び見せる。
f:id:gock221B:20170808220632p:plain
自分の内面を観てるのか未来を観てるのか、定かではないが超然としたたけしキャラにはこのカットが必ずある。
ここで「あ、これは只の大友じゃなくて過去の北野映画のたけしキャラなんだな」とわかる(全然関係ないけど思春期の時の僕は、このたけしの宙空を見る動作に憧れて、電車で座ったり教室で座ってる時に(何も考えてないのに)何もない宙空をぼーっと見たり真似していた)
そして、リベンジする切っ掛けは自分がハメられた事では無く他人の仇討ちのためだし完全にヒーロー性が増したキャラになっている。
ひょっとして前作の大友は、刑務所で木村に刺された時に本当は死んで、今の大友は復讐の精霊にでもなったのかもしれない。

前作の「只のヤクザたけし」も良かったんだけど、それは他の俳優でも代用できるし、せっかくたけしが出てるんなら僕はこっちの超人たけしの方が好きかもしれない。


そんな感じで強キャラたけしに盛り上がりつつも、前作で打ち出した「昔ながらの古いヤクザはリアリストに滅ぼされるのみ」というリアリティが消えてしまったのは残念だが、その穴をフォローするのが花菱会だ。

本作は、片岡刑事の暗躍もあって「良い奴たけし&木村が、悪い奴ら山王会を倒す」という単純な話だが、実は「良い奴たけし&木村を支援する花菱会」が、優しいおじさん達では勿論無く実は山王会よりもズル悪い奴らだった。というところが、本作が失ったリアリティを補填しているし面白い。
花菱会の一人勝ちは続編へのヒキもある。
かといってビヨンドでシリーズが終わっても、それはそれで問題ないし。
しかし花菱会‥特に会長(神山繁)と西田敏行のキャラはあまりにも強すぎた。
そして前作で無双していた無敵の山王会の三浦友和加瀬亮は別人か?と思うくらいアホのキャラになっていた。まあ2人のことは、覇権を握った時点で慢心から堕落したと思っておこう。

そして今回のたけし無双は「たけしは強いわけでも賢いわけでもなく、ただ花菱会からターミネーターを借りたから」ってだけ。
そう考えるとあながち荒唐無稽な話でもない。
同じ立場だった山王会古参(中尾彬はヘタレだったので支援を得れず死んだが、たけし&木村はThe Man Without Hear(恐れを知らない男)だったために花菱会のターミネーターを借りることができた。
そして復讐が終わったたけしが木村のように殺されず生き残ったのは、前述した超人たけしになっていたおかげ‥恐れを知らない力のある男なのに、出世欲などが全く無いという西部劇のイーストウッドのような超自然的キャラになっていたおかげだ(木村は普通に木村組を立ち上げるが、たけしは世を捨ててのんびりしようとする)。
パワーを得た理由も生き残れた理由も、たけしから人間性が失われて過去の北野映画っぽい超人キャラになっていたおかげ。
そんな常人離れしたキャラになった大友だが、処世だけ見ると前回同様ただ葉っぱのように大きな川の流れに沿って浮いているだけというのが面白い。
何かたけしの事ばかり書いたので、観てない人が読んだら、まるでたけしがコマンドーのように大活躍する映画に思えるかもしれないが実のところ、そんな事はない。
実際に一番動いているのは片岡刑事で、殆ど片岡が主人公みたいなものだ。
それにしても、たけしが西田敏行塩見三省と怒鳴り合う場面などのように聴き心地がよいシーンも多く、落語でも聴くかのように何度も楽しめる。

 

🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫

 

それで10月は三作目の最終章。
ビヨンドで無敵の強さを誇った花菱会会長役の神山繁は亡くなってしまい登場しない。代わりに大杉漣が花菱会トップに就くようだが彼は予告編の時点で既にボコボコにやられまくっていた。
西田敏行がラスボスなのだろうか?個人的に応援したいのは松重豊の刑事。
新キャラ瀧に期待してるので出来る限り長く登場してほしい。あと津田寛治
本気で終わる気があるのなら大友(たけし)は今度こそ死ぬだろう。
一作目みたいに不明瞭なやられ方だったらやる気満々という事だ。
だけど個人的には寅さんみたいに延々と続けてもらっても構わないし良いと思う。
今までそれほど面白いと思ってなかったが再見して、こうして感想書いていると結構アウトレイジ好きな自分に気がついた。
というか最初の方にも書いたが、初見だと誰が何て名前なのかわかりにくく、要はストーリーがちゃんと理解できてなかったのかもしれない。単純に俺がアホだったのか

※追記:後に最新作『首』(2023)を観て他の作品ともども本作を観返しました。

filmarks.comfilmarks.com


 


そんな感じでした。もういいよ木村!さっ帰ろう

gock221b.hatenablog.com

『龍三と七人の子分たち』(2014)/意外と良かったです/たけしの思い出 👴 - gock221B
『首』(2023)/北野作品史上最もカッコつけてるシーンがなくてエンタメに徹してるとこがカッコよくて面白い作品でした💀 - gock221B

🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

f:id:gock221B:20170808203518g:plain

#sidebar { font-size: 14px; }