2021年の日本公開映画＆ドラマのBEST5を10ヶ月過ぎてやっと決めた🎬📺

「2021年の日本公開映画＆ドラマ」で自分が観たいと思ってたチェックしてたものを、10ヶ月過ぎてやっと大体観たのでベストを決めよう。
基準は、個人的な感動＞個人的な好み＞客観的に良い……という順番で決めている。「客観的に良作かどうか」を第一に決めてしまうと個人のブログのランクの意味が全くないんで、こういうのは個人的な感動と好みだけで決めるものだと思う。
ブログに記事を書いてるものだけ。
映画SNSのFilmarksにも短文で感想書いてて、ブログに感想書くのが面倒くさくて「Filmarksにだけ書けばいいや」というものも多くなってきたが、それは「ブログに残さなくていいや」程度のものなので気にしてません。太字になってるタイトルは各感想にリンクしとる。

1位：映画 『モータルコンバット』(2021)　👑
2位：映画 『ウィリーズ・ワンダーランド』(2021)　👑
3位：映画 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(2021)　
3位：ドラマ 『イカゲーム』〈ｼｰｽﾞﾝ1〉(2021) 全9話
4位：映画 『マリグナント狂暴な悪夢』(2021)

こうして書くと何かアメコミ映画とかホラーとかアニメばっかりで何か……自分が好きで観たり感想書いててこういうのも何だが何か恥ずかしいものがある。Filmarksに書いて済ますものも増えたから感想自体が少ねいし。
それとこの年は何だか全体的にパッとしないですね……恥ずかしいから深夜に上げた。
全体的にパッとしない上に、つまらなさもパッとしないので「これ最悪！」というものも少ない。つまんなくても良いとこあったりして、その中でも『トムとジェリー』(2021)、『ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)は自信を持ってしょうもないと言える2作でした。カーネイジはとても勝てなさそうな強敵なのにヴェノムが何となく倒してしまう……しかも元カノの彼氏（一般人）が対カーネイジに参戦！というのは衝撃的でした。サノスとの対決にメイおばさんが参戦したようなもんだ。あまりに衝撃でむしろ面白い映画な気さえしてきた。『マトリックスレザレクションズ』(2021)も全体的にしょうもなかったけどトリニティにクローズアップしたラストだけ良かったです。あと監督がこれを作ろうと思った理由も好き。

★1位：『モータルコンバット』(2021)
格ゲーの実写映画化。ゲームはおま国（日本で発売しない）だから何十年もやってないけど、格ゲーの実写映画化で初めて面白いと思った。技とか試合のマッチングとか異常な試合数とか、もう完璧。あと苦節数十年で真田広之がやっとエンタメ大作で主人公（に近いポジション）役したのも嬉しかったです。まぁ怨霊の役だけど。

★2位：『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(2021)
これは90年代のTVアニメの時からの歴史と、各エヴァ作品とその時々の自分の思い出、庵野の人生とか全てが合わさった結果としての高評価という感じがある。それら全てが合わさらないと面白いと思わない若者とかいても不思議じゃない。別に一位にしてもいいくらい感動したけどこれが一位なのは恥ずかしいから2位にしといた。

★3位：『イカゲーム』〈ｼｰｽﾞﾝ1〉(2021) 全9話　※ドラマ
日本の『カイジ』『ライアーゲーム』『バトルロワイヤル』等を元にドラマ化して超絶ヒットした韓国ドラマ。「元になった日本の漫画があるのに……！」と悔しさを感じて「パクリだ！」と嫌う人もいるが『パラサイト半地下の家族』(2019)同様に、韓国の……ひいては全世界的な共感を呼び起こす「経済格差を描いてる」という社会的かつ普遍的な点、「脱出だけでなくデスゲーム主催者との決着まで描いた」という2点によって、元ネタがあったとしても僕はこれは凄い優れてると思いました。各ゲームや各キャラの結末も文句ない面白さ。それと最終回の異常な哀しさも心打たれました。主人公のオッサンと同い年なせいか感情移入もしたし。それよりお人好しのカスである主人公が終了間際には崇高ささえ感じるめちゃくちゃカッコいい表情になっていくところも感動。

★4位：『マリグナント狂暴な悪夢』(2021)
これは誰が観ても絶対おもろいし大ヒットしなかった事がない有能ジェームズ・ワンがまた新路線を始めた凄さもあります。それと主人公の妹に不必要なまでの面白いキャラ付けしてるのも高評価になりました。こういう作品に必要じゃないけど良い感じのオマケが付いてると評価が上がりがち。というか一位『モータルコンバット』(2021)もジェームズ・ワン制作映画だしワンの年と言えなくもない。あともう一個、下の方の『死霊館悪魔のせいなら、無罪。』(2021)これは好きなシリーズだったけどワンが監督から外れたし今回は平凡でした……もう幽霊屋敷映画は撮りすぎて飽きてる気がする。もう何回ベッドの下を覗き込んどるんだ。

★5位：『ウィリーズ・ワンダーランド』(2021)
これは「超強いニコラス・ケイジが殺人モンスターに一切ビビらず気にもせず遊園地清掃のバイトをし続ける」という凄いアイデアの映画。正直ホラー演出とか映画としての完成度とかは低い。だけど「ニコラス・ケイジのキャラが凄い」という一点のみで高評価になりました。というか「こんな人になりたいな」という目標にすらなるし不思議な感動がありました。オバケを倒す強さは模倣が無理だけど主人公の姿勢自体は自分にも出来そう、と思えるというか……。それにしても他のキャラは敵の一撃で上半身が吹っ飛ぶ攻撃を喰らってもニコラス・ケイジは痛がるだけ……そう考えると、この主人公は人間のフリしてるけどスパイダーマンくらい強くないと説明できない気がする。実際はただ描写がいい加減なだけなんだろうが、こんな風に夢を見させてくれるものがある。これを一位にしたらカッコいいのだが中盤に一般人がやられるパートのホラー描写がクソしょぼい。ここさえ良ければ一位にできるのだが……。

★その他アメコミ原作作品
MCUは映画ドラマアニメ合わせて全8作もあったけど割とどれも一長一短あってパッとしなかった。僕は好きだから全部速攻で観てて今後も観ますが……。一つだけ、『ワンダビジョン』(2021)全9話は途中まで、5話あたり？までは世界で一番おもろいとまで思ってたけど偽ピエトロのしょうもないスカシやラストバトルのしょうもないビームの撃ち合い等で超ガッカリしました。でも途中までの面白さだけで一番よかった。翌年の『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)でワンダの憐れさが増した事でコレの価値も上がった。
MCUを一瞬追い出されたジェームズ・ガンがDCに拾われて撮った『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)。これはガン好きだし期待してて勿論面白かったんだけど、スースクが終盤に団結するのが全く乗れなかったですね。ガン作品によくある友情シーン、当たり外れがあるけどコレはダメな方の友情でしたね。特に娘を人質に取られたブラッドスポートが何故か娘を見捨てて怪獣退治し始めるのがよくわかりませんでした。それより翌年に単独ドラマ（傑作）が作られたピースメイカーが良かったです。最初は勿論ハーレイやスースクに期待してたけど、もうピースメイカーという一人のキャラが、他のスースク全員とこの映画そのものより良かったです。今となってはこの映画は「『ピースメイカー』(2022) の前フリのための映画」とすら思います。